TBSラジオ「サステバ」でパーソナリティーを務める女優、小泉今日子(58)が、正月に発生した能登半島地震から1年を経ても一向に進まない被災地の復興に疑問と怒りを表明した。 2024年、私は話した。
昨年12月、被災者の声を録音した石川県金沢市でのライブが番組で紹介され、小泉氏は復興が遅れている現状に対する政府の対応に強い疑問を投げかけた。
「私を見捨てないでほしいのです。」
番組では被災者の切実な声を紹介した。
- 「国に見捨てられたくない」
- 「私の子供の学校はもう利用できなくなり、片道2時間かけて通学しなければなりません。」
- 「全壊、半壊、半半壊と恣意的に分類されていますが、その基準は何ですか?」
これらの発言に対し、小泉氏は「もう1年も経っているのに、片道2時間かかる学校に子どもたちを通わせるわけがないじゃないですか。どうなっているのかなと思います」と復興の遅れを厳しく批判した。また、被災地の現状については「能登の歩みは本当にとんでもなく遅いと思う」と強い危機感を示した。
東日本大震災との比較「話を聞くだけで癒される」。
小泉氏は、これを2011年の東日本大震災への政府の対応に喩え、菅直人元首相が避難所を訪れた際、被災者から「話を聞いてくれないのか」と声を掛けられ、「話を聞いてくれないのか」と語った。その呼びかけに応じたエピソードを挙げ、「『話を聞いているだけでも、ちょっと悲しい気持ちになる』。癒されることもあります」と語った。
一方で、能登半島地震については「適切な人が被災地の話を聞いているようには思えない」と政府の対応の無さを疑問視した。
「政府の対応に疑問を感じる」「小泉首相の行動力に共感する」
この放送を受けて、ソーシャルメディアやネット掲示板ではさまざまな意見が飛び交った。
同情の声
- 「小泉さんのような著名人が被災地の声を代弁してくれるのはありがたい」。
- 「片道2時間の通学は確かにひどい。一刻も早く学校を復旧させるべきだ」。
- 「政府にはもっと被災地に寄り添った対応をしてほしい」。
批判的な意見
- 「小泉氏の指摘は感情的すぎる。政府の限界ではないか」。
- 「菅前首相の対応を比較として持ち出すのはフェアではない」
被災地支援は「声を聞く」ことから始まる
小泉氏の発言が注目される理由は、著名人のメッセージが被災地の課題を広く伝える効果があるためだ。一方で、政府の対応が遅れている現状を批判するだけではなく、具体的な解決策を提案し、行動を促すことも重要である。
被災地支援の第一歩は、復興計画を迅速に進めるだけでなく、被災者の声を「聞く」ことだ。現場で何が求められているかを知り、支援を柔軟に調整することが、今後の復興に求められる姿勢だ。
番組内で小泉氏は「能登の現状を知っている方は番組にメールか手紙を送ってください」と呼びかけ、現場の声を集めることで課題を可視化し、支援の加速を目指していることを伝える。
被災地の復興は時間のかかる課題ですが、次は声を聞き、それを行動に移すことが重要です。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・だったらそっちに行って土木工事でもやればいいじゃないですか、暖かいところで言うのは簡単ですよ。
・職場の上司になった気分です😖
・その声を聞いて何億も寄付したんですか?
・ボランティアとしてご協力いただけると、
・まあ、確かに遅いけどね
・どこがゴールなのかは分かりませんが、復興は進んでいます。
・小泉さんの話題が定期的に出てきました。