「レジ袋有料化」は環境に逆効果…廃止しても戻らない
世界中でプラスチック製の買い物袋の有料化や禁止が進む中、これらの政策が人々の行動にどのような影響を与えるかについての新しい研究が発表された。
米国カリフォルニア大学リバーサイド校のハイ・チェ氏率いる研究チームがテキサス州の2都市で調査を実施したところ、レジ袋の有料化が予期せぬ結果を引き起こしていることが明らかになった。
研究の概要と主な成果
研究チームは、レジ袋の有料化とその後の政策の廃止が市民の行動に及ぼす影響を分析した。その結果、有料化により店頭でのレジ袋の消費量が減少する一方、別の形態でレジ袋を購入する顧客が増加していることが判明した。
さらに、この政策が撤廃された後も、消費者は以前よりも多くのレジ袋を購入する傾向があり、消費行動に「悪影響」が残った。
研究の背景
この研究は、2024年9月29日に学術誌「Journal of Marketing Research」に掲載された。
この論文はまた、政策廃止の影響について詳細な分析を提供し、短期的な環境政策の変更が長期的な結果にどのような影響を与えるかについて論じています。
日本の状況との比較
日本では2020年7月からレジ袋が有料化され、環境意識の高まりが予想されます。
しかし、「エコバッグの購入や管理が面倒」「ゴミ袋代わりにレジ袋を買ってしまう」といった声もあり、エコバッグ有料化の有効性については議論が続いている。
今後の課題と展望
この調査結果は、単にレジ袋を有料化するだけでは、長期的には消費者の行動を変えることはできない可能性があることを示しています。
政策の設計には代替案と教育の強化が必要です。さらに、一時的な政策の変更または廃止が消費者行動に与える長期的な影響を慎重に評価する必要があります。
プラスチック削減の取り組みでは、政策の持続性と一貫性が鍵となる可能性が高い。
(シェアニュースジャパン編集部)
関連動画
fa-ウィキペディア-wビニール袋
ポリ袋とは、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店で購入した商品を入れるためにレジで渡される、ポリオレフィンなどの素材で作られた袋の通称です。ショッピングバッグの一種。
出典: ウィキペディア
インターネット上のコメント
・お店の人もお客さんも『ビニール袋要りますか? 』という、最も意味のないやりとりだった。
・馬●は新しい「いいもの」にすぐ飛びつきます。たとえそれが実際には良いことでも何でもない愚かな行為だったとしても。
・レジ袋があったので、家に少しのゴミを入れて捨てられましたが、レジ袋が有料化されてエコバッグになったので、ゴミ袋を買わなければならなくなり、結局ゴミ袋がなくなってしまいました。プラスチックの消費量が増えています💧
・それは単なる利権であり、環境ビジネスです。
・ビニール袋、早く無料にしてください。毎回袋を頼むのも面倒だし、後からレジで精算するのも面倒です。現場で何が起こっているのかも知らない人が頑張っています。偉そうにすること。
・気が付くとビニール袋や紙袋まで有料になってしまいます。これは何ですか?
・レジ袋有料化は単なる利権に過ぎません。