テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では6日、東京・豊洲市場で行われた新年恒例の「初競り」の話題を特集した。
今年の目玉は、青森県大間産クロマグロの過去最高額2億700万円で競り落とされたことだった。さらに、北海道函館産の「生ウニ」が過去最高額の700万円で落札され、総額40万円で提供されたことでも話題となった。
■不平等の象徴?ウニ 総額40万円
この「一番うに」を落札したのは、東京・中目黒の寿司店「鮨直光」。 6日から40万円で提供されるという価格設定に、スタジオコメンテーターや視聴者からさまざまな反響が寄せられている。
元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏は「景気がいいという話ではない」と指摘し、次のようにコメントした。
「これは格差拡大の象徴だと思います」 「払える人は払えるだけ払えるようになったことです」 これは経済全体が好調だと感じさせる話ではない。バブル期みたいに」と分析。
「かつてはバブルの頃、多くの人が恩恵を受ける雰囲気があったが、今は一部の人だけが贅沢を享受できる時代になっている」。
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豊洲市場の初競りは、日本の食文化と市場の活気を象徴する伝統行事です。超高額取引や法外な価格設定は話題を呼びますが、同時に現代社会の格差も浮き彫りにします。
ウニの価格が40万円というのは高すぎる、格差を感じるという声もあるが、こうした贅沢が経済循環や地域活性化にもつながるのは事実だ。しかし、玉川氏が指摘するように、過去のバブル期のような「景気は概ね良好」という雰囲気は確かにない。
この派手なニュースを受けて、日本社会が抱える「格差」問題が改めて注目される時期が来ているのかもしれない。贅沢品の存在を否定する必要はありませんが、同時に誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けたバランスのとれた政策が必要です。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・売れ残った生鮮食品は廃棄されるのかな…もったいないと思いました。
・経済が好調だと考えることはまったく不可能です。ギフト価格ではありますが、今回の値上げよりも高い価格となっております。単純に考えてみれば、お金は無限ではありません。
・さて、今年に限らず、「初競り」や「初物」が非常に高額で取引されています。私はその番組をただ見ていたのですが、「すごい、これだけのお金を払ってなお入札してくれる人たちがいるのだ」としか思いませんでした。
・日本人の限界はどこまでなのか、壮大な社会実験を行っているようだ。
・最近は、非常識な値段の寿司屋がたくさんあります。
・本当に40万円でウニを提供するのか?
・バブルの時代でも格差はありました。実際、業績が好調な企業とそうでない企業の差は今よりもさらに大きいと思います。