2024年の年末年始が「奇跡の9連休」として話題になる一方、学生アルバイトが店員から「休みたければ代わりを探せ」と強要される問題もタイムオフ』が浮上している。これについて、集英社オンラインは東京法律事務所の笹山直人弁護士に取材し、違法性を指摘する見解を報じた。
誰かに代わりの人を見つけるよう強制するのは違法ですか?
記事によると、従業員が欠勤した場合に代わりの人を探すという店側の要請は労働契約上の義務ではなく、違法となる可能性が高いという。
▼詳細
[Lawyer explains]パート・アルバイトに「休みたいなら代わりを探して」と求めるのは違法
契約書に記載されていないことを労働者に強制することは違法であり、「一般的に言えば、労働者が休暇中に代替労働者を見つけることを義務付ける契約書はほとんどない。強制は許されない」と説明する。たとえそれが職場の習慣だったとしても。 pic.twitter.com/QCWwqJi9rm
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2024 年 12 月 27 日
学生や労働者からは批判が相次いでいる。
SNS上では、定時制学生を中心に次のような声が上がっている。
●批判的な声
「後任を見つけるのが労働者の仕事だなんて聞いたことがない。」
「急に体調が悪くなったらどうしよう?自己責任という考えは限界に来ている」。
「こうしたトラブルがあるため、若者はアルバイトを避ける傾向にあります。」
●共感とアドバイス
「パート同士で助け合うことが大切。それを今の職場でも実践しています。」
「契約内容を確認しないと損をする時代。自分の身は自分で守る必要がある」。
「現場での不当な要求は本当にストレスです。法律を知らない店長も多いです。」
根本的な解決には発想の転換が必要
この問題の背景には、深刻な人手不足と過度の自己責任があると考えます。パート労働者に過重な負担を強いられている現状も、労働環境改善が進まない一因となっている。特に年末年始の繁忙期には、特別手当の支給や労働条件の明確化など、雇用主の努力が求められます。
また、一人で声を上げることが難しい場合には、労働組合の協力を求めたり、同僚と協力したりすることも有効です。
企業にとって、労働環境の透明性を高め、合理的なシフト調整を行うことが労働者の信頼を得る第一歩となります。学生アルバイトの負担を軽減するには、労働環境全体の見直しが必要だ。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・それは理解していますが、それは私たち二人にとって難しい問題です 😑
・代替バイトが原因で問題が起きた場合、責任の分岐点はどこになるのでしょうか?
・それを見つけるのが店長の仕事ですが、いきなり求められると大変でしょうね。
・これは雇用主の仕事です。
・また、勤務時間内に着替えの時間を含めないことも違法です。
・私も学生時代にガストでアルバイトをしていたのですが、まさにそうでした。それは違法ですよね?
・S◯ー◯xのひどい投稿を思い出しました笑