奈良県下北山村のダム湖で22日、5歳の女の子と52歳の父親の遺体が見つかった。女児を1人で育てていた父親は無理心中したとみられるが、犯行直前に「精神的に疲れたので子どもを預かってほしい」と児童相談所に相談していたほか、高齢の両親にも相談したが断られていたことがわかった。幼くして亡くなった5歳の女の子の命と、女児を1人で育てていた父親のその後はどうなったのか。
・「精神的に疲れました。子どもの世話をしてくれる人が必要です。」
7月21日午後1時ごろ、大阪市浪速区の公営住宅で5歳の長女を育てるシングルファーザー(54)から、児童虐待ホットラインに1件の電話があった。
同児相によると、父親は「子育てに困っている」と相談し、自殺や心中を考えているとも話していた。その後、職員が父親に電話をかけて再度相談しようとしたが、「もういい」と電話を切られたという。
その後、職員が何度か電話をかけて相談センターに来るよう求めたが、男性は「レンタカーを借りている」などといって来ることを拒否し、電話もつながらなくなった。
翌日、母親と子どもは自宅から約80キロ離れた全く別の場所で発見された。
(わずかに)
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