・みんかぶプレミアム特集「円安危機」第2回では、経済学者の竹中平蔵氏がマーケットと日本経済の見通しについて語る。「このままでは日本人はどんどん貧しくなる」と指摘するが、それを防ぐためには「移民法の整備」が必要だという。移民を受け入れることで日本人の雇用が奪われるかという問いには、「そんなことはまずない」と解説する。最悪の事態を回避するにはどうすればいいのだろうか。
(わずかに)
・移民法が制定されれば、世界から見られる目も変わる。移民については、バイデン米大統領が「外国人排斥」と批判するほど反対意見が多い。企業が人手不足に悩む中、政府は範囲を少し広げるだけ。
研修という形で安価な労働力は今も使われているが、これは偽装労働だ。韓国やドイツのような「移民法」の制定に日本が目をつぶってきたからこそ可能な、ある種の「違法」な労働搾取が一部で起きている。
理想としては、永住者と一時滞在者を区別して管理する入管法を制定すべきです。永住者には、一定レベルの日本語能力と日本文化への理解を義務付けるべきでしょう。一方、一時滞在者は、実質的に「出稼ぎ」なので、極めて短期のビザを発給し、問題を起こす者は帰国させるべきです。
(わずかに)
・移民を受け入れると外国人が日本人の仕事を奪ってしまうのではないかという質問をよく受けますが、そんなことはありません。デジタル人材などの分野で日本人が不足しているのが現状だからです。
faカレンダー6月2日(日)17:10
faチェーン
