2023年7月放送の新日テレ系土曜10時のドラマ「最高の教師」のネタバレや原作についてご紹介します♪
「最高の教師」は卒業式の日になぜか担任生徒の誰かに殺されてしまう教師が1年前に遡り、今度は全力で生徒たちに向き合いながら問題を解決していく学園サスペンス。
主演を務めるのは女優の松岡茉優さん、そして生徒役には民放ドラマは7年ぶりの出演となる芦田愛菜さんが決定しています。
時を遡った後、主人公の生徒に対する本気の教育も気になりますが、卒業式の日に九条を殺害した犯人も気になりますよね!
「最高の教師」はどんな結末の最終回を迎えるのでしょうか。
原作についてやネタバレを踏まえて考察していきます!
ドラマ「最高の教師」のキャスト相関図については別記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
【最高の教師 1年後、私は生徒に殺された】ネタバレ!原作はある?
👩🏫情報解禁👩🎓
7月期新土曜ドラマ
「最高の教師 1年後、私は生徒に◾️された」
新時代のサスペンス学園ドラマ🏫
お楽しみに〜✨#松岡茉優 #芦田愛菜 #最高の教師 pic.twitter.com/wUfXVhFKr5— 「最高の教師 1年後、私は生徒に◾️された」【公式】7月土曜スタート (@saikyo_ntv) May 17, 2023
「最高の教師」は完全オリジナル脚本なので原作はありません!
「最高の教師 1年後、私は生徒に殺された」は「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」でもタッグを組んだプロデューサーの福井雄太氏と、演出家の鈴木勇馬氏が手掛ける完全オリジナル脚本となっています。
脚本を担当していると言われているのは同じく「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」を手掛けた武藤将吾さんです。
【ドラマ】
- 電車男
- 花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜
- 家族ゲーム
【映画】
- クローズZERO
- 仮面ライダービルド
- テルマエ・ロマエ
このように担当される作品は原作があるものも、無いものも全て話題作ばかりです。
原作が無いドラマは作品が放送されないとストーリーや結末が明らかにならないので毎回ドキドキしながら見れるというのがいいですね。
これはますますネタバレやどのような最終回を迎えるのか楽しみです。
「最高の教師 1年後、私は生徒に殺された」も今夏1番の話題作となることは間違いないでしょう!
最高の教師の基本情報
新時代の学園サスペンスドラマと言われている「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」はどんなドラマなのでしょうか。
そして「最高の教師」というタイトルが意味することとは何なのか考察していきます。
ドラマの設定とは
卒業式の日、生徒の誰かに突き落とされ殺された教師が時を遡り、自分の死の真相を明らかにするとともに生徒たちに本気で向き合っていく学園サスペンスドラマ!
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は、卒業式の日に自分を殺した生徒は誰なのかを時を遡り、探っていく学園サスペンス。
それとともに、現代の子どもたちが抱えるイジメや家庭問題にも向き合っていきます。
- 九条 里奈(くじょう りな)|松岡茉優
- 3-Dの担任。卒業式の日に担任生徒の誰かに突き落とされる
- 鵜久森 叶(うぐもり かなう)|芦田愛菜
- クラスの全員からイジメの標的にされる不遇な生徒
最高の教師のキャスト相関図の記事でまとめていますが、総勢30人の今をときめく個性豊かな生徒役のキャストにも注目が集まっていますね!
今日から6月ですね。
ワクワクしますね😆#松岡茉優 #芦田愛菜#最高の教師 pic.twitter.com/XJ6BMYBsVO— 「最高の教師 1年後、私は生徒に◾️された」【公式】7月土曜スタート (@saikyo_ntv) June 1, 2023
最終回に向けてどのような結末を迎えるのかも楽しみです。
タイトルが意味するのは?
まず「最高の教師」は文字通り最高の教師、という意味が濃厚です!
時代に寄り添い、生徒に寄り添うことを諦めた化学教師。
卒業式の日。旅立つ生徒を見ながら1年を終えた『安堵感』に包まれていた
その時―――、『担任生徒の誰か』に突き落とされ、そして時を遡る。
教卓に立ち、目の前に見えるのは1年後、自分を殺害する『30人の容疑者』。
“覚悟”を決めた教師は、教室、人生、その全てを覆す“教育”を開始する。引用:最高の教師|日テレ
これは主人公である九条里奈の役柄を説明したものです。
元々は「時代に寄り添い、生徒に寄り添う」教師であったものの、それを諦めてしまっていましたが・・・
『担任生徒の誰か』に突き落とされたことで、時を遡った先の世界では今までとは違い、生徒たちに本気で向き合っていくという覚悟を決めます。
現在考えられるのは
- 九条里奈自身が思う自分史上1番の「最高の教師」
- 生徒たちにとって「最高の教師」
という意味です。
卒業式の日に自身が殺されない結末を迎えるためには、生徒たちにとって「最高の教師」である必要が大きいのではないでしょうか。
そして一番気になるのは、サブタイトルの「1年後、私は生徒に■された」ですよね!
普通に考えれば、「担任生徒の誰に突き落とされ」、「生徒に殺された」と理解することから始まるので「殺された」が一番スムーズ。
しかしここはあえて「■」になっているところがポイントです!
最初は「殺された」ですが、最終回結末で「最高の教師」となった結果、「■」が「殺」ではなく他の文字に入れ替わるのかも。
最高の教師になった結果、「愛された」もありえそう♩
原作やネタバレが無いので「最高の教師」がどんな最終回を迎えるのかまだわかりませんが、最高の教師として生徒たちに愛される結末になるのか気になりますね!
3年D組の問題
九条里奈が過去に遡り向かっていく3年D組。
3年D組には大きく分けて2つの問題があります。
- 鵜久森叶(芦田愛菜)へのいじめ問題
- スクールカースト
優等生である鵜久森叶へのいじめ
鵜久森叶は、真面目な優等生でしたがクラス全員からいじめの標的にされ、不登校になってしまいます。
そして公式では「彼女が心の奥底にしまい込んだ感情の数々」がクラスに大きく関わってくることが記載されています。
スクールカースト
クラスの中で「人気のある生徒が上に立つ」上下関係が発生することで、いじめの原因になると近年問題になっています。
鵜久森叶へのいじめ問題も、このスクールカーストが原因で大きないじめに発展してしまったのかもしれません。
本当はいじめに加担したくはないけど、スクールカーストにより上位の生徒に逆らえず加担せざるを得なかったという可能性もありますね。
命をかけて生徒に向き合うと決めた九条里奈が、この3年D組の問題にどう向き合っていくかが見どころ!
1年後の未来を帰るために、鵜久森叶だけでなく、生徒ひとり一人の問題と向き合っていくことが必要になりそうですね。
最高の教師のネタバレあらすじ
松岡茉優が教師役初挑戦 日本テレビ系7月スタート「最高の教師…」共演の芦田愛菜は7年ぶり民放連続ドラマ出演#松岡茉優 #芦田愛菜 #最高の教師https://t.co/9KEHRMzc5h
— 中日スポーツ (@chuspo) May 18, 2023
ここでは「最高の教師」の各話ごとのネタバレや考察を交えてご紹介します!
いま私の目の前にいる生徒は「1年後、私を“殺す”…30人の容疑者」
卒業式の日に、生徒を見送った教師・九条里奈は4階から突き落とされてしまう。
最後に見た光景は、制服の袖……。
「なんで…?嫌だ!どうして?誰が?死にたくない!」そう願った瞬間、彼女は始業式の日の教室に戻っていた。
真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく“新時代”の学園ドラマが、今はじまる。生徒を想い、死力を尽くす“教師”は絶滅した――但し、『命が係る場合』はその限りではない。
引用:最高の教師|日テレ
第1話ネタバレ
令和6年3月10日の鳳来高等学校卒業式の日、化学教師の九条里奈は、渡り廊下にてこの1年を振り返っています。
3年D組の担任として苦悩した日々、この時代に生徒にとっての理想の教師になることは困難だと考えていました。
その時何者かが里奈の背中を押し、真っ逆さまに転落してしまいます。
転落時に里奈は、自分を突き落とした犯人の名札を見てD組の生徒だと確信しました。
「私は生徒に殺される、死にたくない!」と強く願うと、地面に打ち付けられる寸前で場面が変わりました。
1年前の始業式にタイムリープ
そこには、騒がしい3年D組の生徒たちが目の前におり教壇に立っていました。
困惑する里奈は、目の前にある黒板に書かれている予定を見て驚きます。
そこで、生徒の星崎がふざけて椅子から転げてしまいました。
周囲は笑ってにぎやかになりますが、里奈は1年前に全く同じ光景を見たことを思い出します。
里奈は、このクラスの生徒の誰かが自分を殺すと思うと、恐ろしくてたまらくなったのでした。
朝の朝礼で教頭の我修院は、今年の漢字を発表します。
教師たちは漢字を当てる賭けをして楽しんでいますが、里奈はあっさり「うつぼ」と答え、周囲に驚かれました。
仲間の教師から3年D組の担任になったことを同情されます。
そこで里奈は、誰かの葬式に出席し涙を流す自分を思い出しました。
里奈は職員室を出ると鵜久森に偶然出会い、何か悩みがあったらなんでも相談してほしいと話しますが、会釈してすぐ帰ってしまいました。
タイムリープしてしまったことを誰かに話したいと考えながら家路につく里奈。
部屋には夏ごろに離婚したはずの夫の連が待っていました。
夫に全て話しどこか遠くへ逃げることも考えましたが、この1年で何かを変えなければいけないと決心し、生徒たちに立ち向かうことにするのでした。
生徒に寄り添い何でもすると宣言する里奈
次の日里奈は朝のホームルームで、「生徒に心から寄り添い、あなたたちの悩みを解決するために何でもします。」と宣言します。
里奈の発言に驚く生徒たちですが、この宣言を支持し「九条コール」が始まりました。
しかし、そんな里奈の考えを良く思っていない生徒もいるようです。
里奈は早速栖原たちに頼まれ、部活発表会のパイプ椅子の準備を手伝いました。
例年にはない量の椅子を並べることに疑問を持ちますが、生徒の頼みだと黙々と作業します。
その後、東風谷の希望で面談をしますが、内申を整理してほしいという無茶な願いでした。
里奈の力ではどうすることもできないことを伝えると、「通院で欠席していただけで成績はよかったのに、掃きだめクラスに入れられることはおかしいでしょ。」と責められてしまいます。
面談後、鵜久森が東風谷の心配をしますが、里奈は再び困っていることはないかと聞きます。
その時、生徒の瓜生に呼びだされ里奈は屋上に向かいます。
瓜生の頼み事とは
里奈は前に瓜生が転校したことを思い出し、お金が理由で転校し逆恨みして殺しに来るかもしれないと思います。
50万円は大金なので、夫婦の貯金から貸すしか方法がありませんでした。
勇気を出して夫に、使い道は話せないが50万円下ろしたいと相談すると、少し考えたのち承諾してくれました。
夫のやさしさにホッとしますが、こんなにも優しいのに離婚を切り出したのは何故かと考えます。
次の日、瓜生はロッカーを開けると「一緒に卒業しましょう」という付箋が貼られた封筒が入っていました。
瓜生は中身が50万円であることを確認し、思わず笑みがこぼれます。
里奈は自分が正しいことをしたのかわからずモヤモヤしました。
相楽たちの正体とは
その後、里奈の親友の夏穂から、6年付き合った彼氏にフラれたと連絡があり、過去にも同じ出来事があったことを思い出します。
カラオケ店で歌う夏穂に付き合いますが、ふとそこで3年D組の生徒が他の部屋に入っていくところを見かけます。
「今日は豪遊するぞー!」と盛り上がっている部屋を覗いてみると、札束を自慢している瓜生たちでした。
急いで部屋に駆け込むと、相楽が高笑いし「世の中悪いことはできないようになってるな。」と呟きます。
里奈はどういうことか問い詰めますが、相楽が瓜生に嘘をついてお金を巻き上げるように仕向けたと言いました。
瓜生も、親がお金に困っても関係ないし困っていないと悪びれなく話します。
里奈は瓜生を諭そうと一歩前にでますが、西野が「先生もしかしてパワハラ?」とスマホを2人に向けると、仲間たちも一斉にスマホで動画を撮り始めました。
しかし、相楽が瓜生に持ち逃げ出来ないからお金は返すように言いました。
不機嫌な瓜生は、お金を机に投げつけて返します。
そして里奈に早く部屋から出るように笑いながら話すのでした。
そして生徒を変えるためには、自分自身が変わらなければならないと強く思うのでした。
鵜久森の本音を聞き出したい里奈
次の日のホームルーム終了後、里奈は鵜久森に昼休みに荷物を持って化学準備室に来るように伝えました。
里奈に呼びだされ不審がる鵜久森ですが、里奈にクラスの生徒に何をされているか聞かれて動揺します。
里奈は生徒たちに不当な何かをされているのなら教えて欲しいと詰め寄りますが、頑なに拒否する鵜久森。
当然理解できない鵜久森ですが、里奈は、このまま何もしなければ未来は変わらない、犯人と思われる生徒は頭が良いので証拠をださないと、鵜久森の鞄からスマホを取ろうとします。
怒った鵜久森は、里奈にハラスメントで訴える、自分で解決するから関わらないでと言いますが、里奈は、あなたが逃げて幸せならそれでいい、でもあなたがもっと不幸な目に遭ってほしくないと説得しました。
鵜久森は不登校にならないと、化学準備室を飛び出してしまいました。
飛び出した鵜久森は、ばったり西野たちに遭遇し何をしていたのか問い詰められます。
3年D組の学級裁判
放課後、野球部の森海と蓬田が急いで教室に入っていきます。
3年D組全員集まって、学級裁判が始まりました。
向坂と野辺が進行し、「被告鵜久森叶は、担任の九条里奈にクラスの生徒からいじめをうけているという嘘を密告し、私たちを停学や退学の危機に陥れようとしているので、名誉棄損の罪に問います。」と宣言します。
向坂が鵜久森に陳述を求めますが、鵜久森は涙声で「私は何も言ってない。」と言いました。
西野が手を挙げ、「異議あり。」と反論します。里奈と化学準備室へ入り鍵を閉め、中から感情的に話す鵜久森の声が聞こえたと主張します。
違うと声をあげますが、聞き入れてもらえず採決は取られました。
有罪が確定した鵜久森は、学業縛り3教科の刑に処されることになりました。
主要3教科以外は勉強することを許さない刑で、相楽が鵜久森の教科書を取り上げようとします。
そこで、里奈が教室に戻ってきました。
里奈の反撃開始
里奈はどうしてこんな時間にクラス全員集合しているのかと問います。
すると里奈はパソコンから、先ほどの学級裁判の音声を流し始めます。
里奈は、鵜久森の鞄の中から仕掛けていた盗聴器を取り出しました。
先ほど化学準備室でこっそり忍ばせたようです。
慌てる向坂は言い訳しようとしますが、里奈は倫理、現代国語、地理の教科書を見せるように鵜久森に伝えます。
逆切れしようとする瓜生たちに里奈は、天井裏に隠しカメラが8台あることを伝えます。
真面目な鵜久森が特定の教科だけ教科書を開いていない事、学級裁判を聞いていじめがある事を里奈は気づいたのです。
江波は盗撮や盗聴は犯罪だから訴えると叫びますが、里奈は好きにすればいい、こちらも動画と音声を世の中に拡散すると返します。
相楽は逆切れして机を蹴とばし、里奈に俺たち全員退学にしたいのかと聞きました。
里奈は、そんなことは考えていない、君たちは自分のやったことを棚に上げて他人のせいにする生き物だと反論します。
また、周りの同調圧力に負けている生徒も同罪だと言いました。
こんな不当な扱いを受けて心が砕かれている鵜久森さんにこのような残酷な事を出来る人は人間ではない、と里奈は言います。
相楽たちは教室から出ていこうとしますが、電子錠でロックされていて出られません。
里奈は、私はあなたたちに殺される覚悟で話をしていると伝えます。
また、鵜久森にはあなたは一人ではない、今日から私がいるから戦ってほしいと話しました。
西野がつかさず、いじめて下さいみたいな顔をしておどおどしている鵜久森が悪いと言いますが、鵜久森がいきなり席を立ち静かに話し始めます。
鵜久森へのいじめの全貌
言い返さないでいると、どんどんエスカレートしていき皆が笑顔で悪口を言ってくるようになり、毎日学校に行くのが怖くてたまらないです。
そして周りの人間がすべて自分の悪口を言っているように感じられました。
お母さんにも迷惑をかけたくないから、大丈夫と聞かれても打ち明けることはできません。
家族の為に勉強だけは頑張っていたが、3年生になり教科縛りが始まり、教科書いっぱいに悪口をかかれました。
誰にも相談できず一人で泣いていましたが、涙を流す理由がわかりません。
いじめる人たちは私の弱った姿が見たかったのか、誰か教えてください。
そう言って、鵜久森は泣き崩れました。
里奈は優しく声をかけ、これからの未来について聞かせて欲しいと言います。
里奈は鵜久森にその願いは叶うと言い、クラス全員に1年かけてあなたたちを変えてみせると宣言し、このあと彼女に何かしたら私が何でもすると言い放ち、2人で教室を後にします。
その後、SNSで鵜久森とやり取りをする里奈は少しホッとしました。
里奈は、4月21日に何があったのかすっかり忘れていたのです。
主人公の里奈が何者かに突き落とされる場面から始まりましたが、自分のクラスの生徒に突き落とされるって怖いですよね。
1年前にタイムリープし、自分が殺されない世界を作るために3年D組の生徒と向き合う里奈がかっこよかったです。
相楽、瓜生、西野たちがクラスを牛耳っているため、他の生徒は逆らえない雰囲気でしたね。
教師に嘘をついてお金を借りて豪遊、バレたらお金を投げて返すなんて最低だと思いました。
相楽役の加藤清史郎さんは、いじめ主犯格で生意気な人柄を上手く演じていました。
鵜久森をいじめることに何の罪悪感も感じていない様子でしたね。
鵜久森役の芦田愛菜さんはさすがの演技力で、いじめを告発するシーンは胸が痛くなりました。
里奈の追求により鵜久森へのいじめはなくなると思いますが、他の生徒がターゲットにならないか心配です。
最後に、里奈の夫が離婚届を置いて出ていったと思われるシーンがありますが、仲よさそうな夫婦だったのに何故離婚したいのか謎が残りました。
来週はどのような展開になるのか待ち遠しいです♪
最高の教師のロケ地となった学校も判明していますので、ぜひチェックしてみてくださいね♩
第2話ネタバレ
離婚の危機
離婚届には、九条の夫の連の欄だけ記入されています。
楽しくてあたたかい家庭を築くために始まった結婚生活ですが、終わりを迎えようとしていました。
大事な話があると里奈の帰宅後に話す連。
ボウリング場で夏穂と会い、昨夜の出来事を話します。
友達がまさか離婚を突き付けられているとはと驚く夏穂。
里奈は1回目の時の状況を思い出します。
離婚を告げられ里奈なりにやり直す方法を連に聞いてみても、ありきたりな返答と謝罪ばかりで話になりませんでした。
そして、離婚を告げられてから3か月後に離婚します。
夏穂は、ボウリング投げ放題プランなので時間はあるから、その間に離婚について考えようと里奈を励ますのでした。
しかし、1回目の時に3ヵ月考えて出なかった答えが今見つかるわけがありません。
夜道に襲われた里奈
鞄をひったくられそうになりますが、必死に抵抗する里奈。
なんとか鞄を死守し、襲った人物に自分のクラスの生徒かと聞きます。
急いで逃げた2人を見送り、里奈は急いで帰宅します。
部屋のクローゼットには、3年D組の生徒の相関図が貼られていました。
騒動後初めての登校
次の日の朝、鵜久森と待ち合わせた里奈。
怖くて今日は登校をやめようかと明かす鵜久森に、あの日の出来事のせいだと思い謝る里奈でした。
しかし、鵜久森は先生のおかげだと感謝を伝えます。
里奈は鵜久森をこれからも1人にしないと約束し、鵜久森は学校の近くからは1人で登校すると言いました。
学校に到着すると不安な表情を浮かべる鵜久森。
教室内の様子を監視カメラで確認する里奈。
その後、鵜久森と里奈は化学準備室で一緒にお弁当を食べていました。
普通の3年D組に戻っていて喜ぶべきだけど不気味で怖いと鵜久森。
里奈は、あんな出来事があったから疑うのは当たり前だと話し、何かあればいつでも連絡すように伝えました。
九条里奈対策委員会
問題児グループは、SNSで九条里奈対策委員会と言うグループを発足させました。
実は、西野の指示で鵜久森には普通に接するようにしていました。
不穏な動きをして、里奈に揚げ足を取られないようにする対策です。
相楽は、団結しているクラスに水を差したと向坂と瓜生を責めました。
何とかして動画を奪いたい相楽ですが、瓜生に自分でやればいいと言われてしまいます。
しかし、相楽は、自分がやると瓜生と違って親が悲しむと嘲笑いました。
悔しくて俯く瓜生を心配する向坂。
そこで、工学研究会の眉村と日暮が入ってきました。
西野は、監視カメラの教室には戻れないからこの部室は出ていかないと言い切ります。
教師と親の距離感
職員室では、生徒の親と揉めた問題があると話す教頭。
B組の担任の森が、生徒に春休み旅行とかどこかに行ったか聞くと、親から旅行に行けない家庭にも配慮しろとクレームがあったのです。
教頭は、親との関係性は生徒にも影響があるので距離感が大切だと伝えました。
夫とのすれ違い
里奈は帰宅し夫の連と話します。
なぜ連が離婚したいのか気持ちがわからない、本当の気持ちを教えて欲しいと告白しました。
しかし、謝るだけの夫に苛立った里奈は、あなたはずっとそうだと口を滑らせてしまいます。
ずっとと言う言葉に納得出来ない連でしたが、ずっとこの日常が続くのが怖いのかもしれないと話しました。
意味が理解出来ない里奈は腑に落ちません。
瓜生の家庭内事情
居酒屋のバイトを始める瓜生。
居酒屋の店長から、家族だと思って接して欲しいと言われ嬉しくなりました。
バイトを増やしたので、来月から手渡すお金が増えると話しますが、母親は感謝もしませんでした。
瓜生の帰宅を待ちわびた弟たちが出迎えますが、碌な食事を取っていないことに気が付きます。
弟たちにバイトの賄いを分け与えますが、母親がバイト代が少ないことを攻め始めます。
瓜生は予備校のお金に使ったことを話すと、家に入れるお金を勝手に使うなと大激怒しました。
そして、大学に行かせるお金はない弟たちを飢え死にさせる気かと詰め寄ります。
瓜生の異変
鵜久森は、里奈と化学準備室で今日も変わらない普通の教室であった事を報告しますが、今朝瓜生の様子が前の自分に似ていたと話しました。
里奈は、他の生徒を心配する鵜久森のやさしさが皆に伝わるように頑張ると言いました。
鵜久森は、自分を変えていけるように頑張りたいと決意するのでした。
瓜生家へ家庭訪問
瓜生の家に里奈が訪れると母親が出迎えました。
家庭訪問と偽り、瓜生の家の様子を観察する里奈。
母親は、息子がもし迷惑をかけていたらすぐ転校させると笑顔で言います。
もし、困りごとがあれば何でもすると言う里奈を不審に思う母親でした。
鵜久森の勇気
鵜久森は、東風谷を呼び止め話そうとします。
しかし後ろから中園と生田がやってきて、買い物を理由に断られます。
瓜生を助けたい里奈
瓜生がバイトから帰宅しようとすると、里奈が待ち伏せていました。
里奈は、瓜生に何か困っていることはないかと聞きます。
前回で、家が貧乏で借金があり進学できないから50万貸してほしいと頼んだ事をまだ気にしているのかと瓜生は苦笑します。
里奈は、あの頼み事は嘘ではないのではないかと問いました。
そして、今日家庭訪問をした事を話すと急にキレだす瓜生。
貧乏な家に同情して、バイト三昧でかわいそうだと思い声をかけてきたのかと問い詰めます。
瓜生はその話を信じようとしませんが、里奈はもしその出来事を回避しようと思うなら何でもすると伝えます。
瓜生はお金でも貸してくれるのかと言うと、里奈は貸しはするけれど必ず返済してもらうと言いました。
瓜生は母親がおかしい事はわかっているが弟たちもいるしどうすることもできないと言うと、里奈はそうやって向こうが変わることを待つだけではダメだと伝えます。
普段大人をからかっているのに、最後に大人に期待するのは間違っている、大人は変わらない屈折した生き物だと里奈は続けました。
なぜ大人である里奈に言われなきゃいけないのかと問う瓜生ですが、大人である前にあなたの担任教師だからと答えます。
里奈はもし悩んでいるなら我慢せずに言い放ってと言いますが、家族のことは理屈で片付かないと泣きながら逃げ去る瓜生でした。
バイト先の店長が、泣いている瓜生を発見します。
瓜生は、意を決して店長に自分のバイト代をいくらまでなら前借できるか聞くのでした。
瓜生の願い
帰宅する瓜生は、出かける準備をする母親に大事な話があると切り出します。
母親に大金が入った封筒を渡し、これで借金を返済し今年は追い出されないようして学校を卒業したいと話しました。
母親は感動して涙を流し息子に感謝しますが、借金返済は後回しにして自分の買い物をする気だったのです。
自分や家族の為にお金は使われないと確信した瓜生は、母親からお金を取り返そうとしますが、今まで育てた恩は忘れたのかと激高させてしまいます。
里奈の登場
瓜生に、言いたいことは言えたのか大人は期待に答えてくれたのかと聞く里奈。
母親は学校や警察に電話をすると言いますが、里奈は家庭訪問に来ただけだから構わないと答えます。
瓜生は里奈に、話をややこしくするなら消えてくれと叫びます。
里奈は瓜生に、母親に言いたいことがあるので黙って聞いていてと言いました。
里奈は母親に語りかけます。
瓜生くんが母親に我慢している理由は、自分がお金を運んでくるだけの存在なのではと恐れているからだと言います。
母親は慌てて否定しますが、なぜ本人に伝えないのか、なぜ子供が母親の顔色を伺っている状況を作っているのかと里奈は問い詰めます。
すると怒りながら、子供がいない里奈には気持ちはわからないと言う母親。
里奈は、親としてではなく子供の立場としての意見していると答えます。
そして、里奈の呼び出しにかけつけた向坂が登場します。
向坂の登場
こんな事をされても嬉しくないと怒る瓜生に、向坂は里奈が家に訪ねてきたことを伝えます。
瓜生がお金の問題で転校するかもと向坂に話した事が分かると、里奈に勝手なことをするなと怒りました。
向坂はお金に困っていたのは事実だし、かわいそうだと思われても良いと言います。
良い会社に入って良い大学入って夢を叶えてかわいそうだと思った奴を見返せばいいと続けます。
向坂は、瓜生と共にすごしたいから一緒に卒業させてくれと母親に頼みます。
喜ぶ向坂ですが、瓜生は複雑な面持ちです。
里奈は瓜生に、母親に言いたいことは全て言えたのかこれが最後の機会かもしれないと聞きました。
瓜生の本音
少し沈黙して、瓜生は話し始めます。
何故母親が許す側なのか。
離婚するときもなぜ大人に従わなくてはならないのか。
絶対に俺は母親を許さない。
14才からずっとバイトを必死にしていた。
ずっとしんどかったけど、弟達が満足に暮らせるならそれでよかった。
でも母親は、バイト代を知らない男に使っていた。
家族のためではなく、何故知らない男の為に俺が稼がなければならないのか。
本当に大事な息子なのか。
母親にとって都合よくお金を運んできてくれる人間でしかないのか。
自分は一体何なんだ。
絶対に許さない。
本当にすまないと思っているなら、適当な言葉や謝罪で終わらせずに一生かけて許させてみろ。
キレて物を倒して暴れる瓜生。
謝るしかできない母親は、大事な息子だと思っていると言いました。
絶対に許さないと泣きながら訴える瓜生の気持ちは届いたのでしょうか。
瓜生と向坂
公園のベンチで話す向坂と瓜生。
先ほどの出来事を謝る瓜生でしたが、向坂はカッコつけてる奴らよりカッコよかったと褒めます。
里奈に、なんで俺を選んだかと聞く向坂。
里奈は夜道で自分を襲った時の相方であるし、瓜生の事を思っている人物だと考えたからと答えます。
鵜久森の初めての友達
向坂が、鵜久森に会わないようにグループで連絡が来ていたから、誰もここは通らないと伝えます。
肩を落とし帰宅しようとする鵜久森に、突然以前のイジメの件を謝る瓜生と向坂。
自分のしたことは許されることではないと頭を下げる2人に、鵜久森は驚いて言葉が出ません。
向坂が、一緒に瓜生のバイト先に行くけど鵜久森も一緒にどうかと誘います。
鵜久森は戸惑いますが、駅までなら一緒に付き合うと笑顔で答えます。
里奈の友達
瓜生と向坂がバイト先に到着すると、そこには夏穂が飲んでいました。
いきなり高校生たちに絡む夏穂を止める店長。
夏穂は高校からの友達で、もう一人いると里奈を紹介します。
驚く向坂と瓜生をよそに、私の行きつけのお店だからとお酒を飲む里奈。
向坂は、店長はなぜ里奈に協力したか聞きました。
少し考えたのち、里奈の友達だしお金が理由で高校を中退したからだと答えます。
その時の事があるから里奈は自分を頼ってきたと店長は話しました。
里奈の連への気持ち
夫の連と大事な話をする里奈。
これまでの出来事を話しながら、本音を話す里奈。
本心を話さずかっこつけるのはやめる。
私は離婚したくない。
連はこの日々が続くのが嫌だと言ったけど、私はいつもの日常を守りたい。
久しぶりに夫の笑顔が見れてホッとする里奈。
しばらく、1回目の時より穏やかな夫婦生活が送れました。
しかし、黒板には九条里奈を殺害するという予告が書いてあるのです。
夫の連から離婚したいと告げられる里奈ですが、明確な理由を話してくれないなんてひどいですよね。
連は、夫婦関係を修復させる気がないという事でしょうか。
鵜久森のイジメ問題が解決し平和な日々が訪れるかと思いきや、イジメグループのメンバーはやはり黙ってはいませんでしたね。
鵜久森以外のクラス全員が入っているグループを作って仲間はずれにするなんて、D組のイジメはまだ終わってないという事ですね。
今回は、瓜生がメインの話でしたが、家庭環境が悪く弟たちのために働かないといけないのは不憫でした。
瓜生の母親は里奈に説教されても響いてない様子でしたが、息子に本音を聞いて改心しそうでよかったです。
向坂が瓜生を励まし、母親に頭を下げるシーンは感動しましたよね。
また、この出来事がきっかけで、瓜生と向坂は里奈の味方についたと考えられます。
鵜久森の初めての友達に2人がなってくれそうなので、第3話以降も活躍してくれそうですね!
最後の黒板に書いてある殺害予告は、3年D組の誰かの仕業かと思いきや予告では否定していました。
次回で殺害予告を書いた人物が判明すると思うので、今後の展開が楽しみですね♪
第3話ネタバレ
2023年6月5日、星崎は語り始めます。
いつからか、この高校生活を景色のように眺めて過ごすようになった。
この考えを皆に知られたら、きっと中二病だと思われるだろう。
でも最近はこの景色が歪んで見えてきたのだ。
この世界は何でも起きることを知り始めたからだ。
星崎は、黒板に書いてある「九条里奈を殺害する」と言う文字を見て興奮するのでした。
殺害予告の件を謝罪する里奈
里奈は、職員室で殺害予告の件を謝罪しています。
里奈は、お騒がせをして申し訳ないと再度謝ります。
化学準備室にて
昼休み、鵜久森とお弁当を食べる里奈。
今朝の件、心配させて申し訳ないと鵜久森に謝ります。
鵜久森は、許せないことがあると口を開きます。
先に攻撃的な発言をしたのは自分だから仕方ないと話す里奈。
鵜久森は殺害予告の事も驚いているが、朝の職員室での出来事が許せないと言います。
先生の様子が気になって職員室に寄ってみたら、先生が謝っている所を目撃したのです。
何故先生は傷ついているのに謝らなければいけないのか、納得のいかない様子でした。
先生が私にひとりじゃないと言ってくれたように、私は先生の味方だと話します。
鵜久森の優しさに里奈は感動しました。
里奈は鵜久森の横にある袋のようなものは何かと尋ねます。
これは、以前SNSで話題になった趣味であるイラストを書いたお弁当袋だと里奈に手渡します。
すごいと感動する里奈に鵜久森は、好きなだけ持って行って下さいと嬉しそうに返すのでした。
里奈は友人や夫にも配ると言い、お弁当袋を選んでいます。
殺害予告をしたのは誰?
相楽たちのグループが入室すると、一気に静まり返る3年D組の教室。
他の生徒は、相楽たちは昼休みは工学研究会の部室にいると思っていたのです。
苛立つ西野を察した野辺が、自分たちの席に座っている生徒をどかせました。
座っている眉村を迫田は蹴り飛ばし、空気を読んですぐ席を開けろと脅します。
相楽は瓜生と向坂に今から消えろと言いました。
納得のいかない2人に、迫田は裏切者のカスは出てけと言い机を蹴り飛ばします。
激高した瓜生は迫田の胸倉をつかみますが、向坂が止めに入り2人は教室から出ていきました。
西野は、私たちがやるわけがない、そのせいで九条が動画を拡散したらどうしようもないからと言いました。
相楽は、その犯人のおかげで判明したことがあると言います。
・犯人はカメラの作動を止めたこと
・九条は生徒を変える事が目的で、よっぽどの出来事がない限りあの動画は拡散しないこと
・この異常事態に腹を立てている生徒がいること
犯人は眉村と日暮
校門を出ようとする眉村と日暮の前に里奈が現れ、2人を呼び止めます。
しかし日暮は急いでいると言い去ろうとしますが、九条はそんなに私を殺したいかと呟きました。
里奈を助けたい2人
いつもの居酒屋で夏穂に絡まれる向坂と瓜生。
瓜生と向坂が、今朝学校で里奈が殺害予告されたことを加賀美と夏穂に話します。
瓜生たちは何か出来ないかと相談しますが、夏穂たちは何もしなくていいと諭しました。
殺害予告をした理由
里奈と共に化学準備室に来た眉村と日暮。
どうして僕たちが書いたとわかったのかと尋ねます。
眉村は、バレているなら退学か停学にしてくれと言います。
里奈は、2人を退学にも停学にもしない、あなたたちには殺意がないことはわかっているからと話しました。
日暮は、では何故ここに呼びだしたのかと投げかけます。
里奈は、2人が殺害予告を行った理由が知りたいと話しました。
眉村は、理由は先生に日常を無茶苦茶にされたので腹が立ったからと答えます。
鵜久森の件での先生の話は理解できるが、その先生の行動で他の生徒の日常が壊されているから、問題であることを伝えたかったと続けました。
里奈は、なぜ直接言わないのか、黒板を見た誰かが行動し変化が起こることを待つのか、何故自分が前に出て意見しないのかと言います。
日暮は、僕なんかが前に出て意見をしても、調子に乗るなと攻撃されるから言えないと呟きます。
里奈は、「なんか」とはどういうことか問います。
2人は何を言っているのかと信じられない様子でしたが、未来の2人は調子に乗っていたから破壊されても仕方ないと話す、と里奈は続けました。
この話を信じないとしても、今の2人には容易に想像できる話ではないかと問います。
里奈は、何故2人は諦めているのか、自分の青春や何気ない日常か、僕らなんかと自分を下に位置づけることはない、私には2人には順番など存在しないように見えると言いました。
眉村は、いい加減にしてほしい、僕たちが意見しても空気は変わらないと答えますが、里奈はそのために何でもするのであれば変わると言い切ります。
日暮は、僕らがそれで傷ついても責任は取れるのか、罰がないなら帰ろうと言いますが、里奈は責任は取れないが共犯にはなれる、2人が日常を諦めず戦うなら何でもすると伝えるのでした。
里奈を心配する連
帰宅すると、夫に大丈夫かと聞かれる里奈。
驚いていると、学校でいろいろ大変なのではないかと尋ねられました。
少し考える里奈に、もし俺に出来ることがあればいつでも言ってと夫は話します。
夫は里奈がこの日々を守りたいと打ち明けてくれた事が嬉しく、里奈の力になりたいと思うのでした。
夫の唐突な発言に戸惑いながらも、頷き感謝する里奈。
担任変更嘆願書
次の日、林先生に阿久津と東風谷たちが封筒のような物を渡します。
生徒たちは、自分たちを出来損ない扱いする先生がいるので、学校に行きたくない。
提案者の生徒が成績優秀者の阿久津と東風谷で、さらに2人の親からも担任を変えて欲しいと言われているのでした。
騒がせた事を謝罪しようとする里奈ですが、昨日の鵜久森の言葉が浮かび、申し訳無い事をしてしまったかどうかは公平に判断して欲しいと伝えました。
教室にて瑞奈が外を眺めていると、学校を去ろうとしている里奈を見かけます。
他の生徒たちは一斉に窓に集まり、里奈の姿を確認していました。
相楽グループの面々は、大成功したのは東風谷と阿久津のおかげだと喜んでいます。
浮かない顔の2人と、暗い顔の鵜久森。
ざわつく教室でいきなり相楽が、これで終わりではない担任をおろすまで全員逃げるなと脅します。
たまらず鵜久森は席を立ちますが、相楽たちは里奈がいなくなって逃げたと嘲笑います。
眉村は席から立ち上がり、相楽に工学研究会の部室の鍵を返してくれと頼みますが、なんで俺たちがどかないといけないのかと拒否し、あと1回失言したら次の鵜久森はお前だと指名しました。
絶句する眉村と青ざめる日暮。
鵜久森は里奈を追いかけて走ってきました。
里奈は鵜久森に学校に戻らないと欠席になると伝えますが、鵜久森はそんなのどうだっていいと言います。
里奈は鵜久森に心配かけた事を謝ると、学校は辞めてしまうのかと聞かれます。
しかし、もし私のせいで生徒たちが登校を苦痛に感じるならやり方を変えなければいけない、鵜久森に頼りたいことがあると里奈は話します。
相楽たちの目論見
工学室にて相楽たちのグループがくつろいでいます。
簡単に担任が居なくなったことを喜び、この学校は事なかれ主義だ、前もダンス部が暴行事件をおこした時も揉み消した、と笑いながら話すのでした。
最後までやりきるために西野は、阿久津と東風谷に何かさせようと考えていました。
そしてそれを、金澤と江波に頼もうとしています。
再び現れた里奈
眉村と日暮が下校しています。
眉村は突然立ち止まり、いつからこんな感じになったのかと話し始めました。
僕たちはいつの間にか空気を読む側になった、それはいつからだろうか。
入学当初は普通だったのに、段々自分の立ち位置が決まってきた
相楽たちは勝手に楽しく過ごしたらいいのに、なぜ僕たちの邪魔をして笑うのか
眉村の発言に日暮は、それは学校だからだと呟きます。
学校と言う箱に無理やり押し込められているから、違う種族の人間と関わらなければいけない。
そんな事も学校を卒業すればと言いかけて息を飲みます。
里奈がこちらに向かって来て、2人に話したい事があると言いました。
鵜久森の勇気
一方、鵜久森は阿久津と東風谷の元に向かいます。
2人に話したい事があると言いました。
里奈は共犯になる
里奈は、私が去り問題は解決したかと2人に問います。
マジでウザいと面倒くさがる日暮。
そもそも、先生が無茶苦茶にしたから責任はそちらが取るべきだと言い張ります。
里奈は、殺害予告を見て一番反省したと言いました。
工学研究会の被害を知り、顧問教師に相談し解決しようとしたが、誰も責任を取って動いてくれなかったのです。
里奈自身が責任を取る為に、2人の共犯になりにきたと言います。
本音が聞きたい鵜久森
鵜久森は、里奈の担任変更について話そうとしますが、阿久津に勉強に集中したいから移動すると言われてしまいます。
しかし鵜久森は、こんな時間まで勉強しているのは家に帰りづらいからだと指摘しました。
平和に過ごしたい日暮と眉村
日暮は、共犯と言うことは僕たちに何かさせようとしているのかと問います。
里奈は今回の問題を解決させる為には、2人の考えを変える必要があると指摘しました。
日暮は、先生が始めた事なので先生1人で解決したらいい、僕たちは何事もなく学校生活が送れたら満足だと激怒します。
それはあなたたちの本心かと里奈は問います。
本当は、何故理解も出来ない人間たちを尊重しなければならないのかと思っているのではないかと問います。
過去の鵜久森
鵜久森は話します。
余計に面倒くさくなるから逆らえない。
ちょっとした後ろめたさに目をつぶれば、明日は何事もなく過ごせるはずだと。
私も毎日願っていた。
これでおしまいだ、今日を乗り越えれば大丈夫だ。
でも、明日を想像して怖くて仕方がない。
そう話す鵜久森に、阿久津は急に出てきてペラペラ喋って何が言いたいの、と迷惑がります。
めげずに鵜久森は、そんな想像をすることを一緒にやめないかと提案しました。
想像を辞めること
里奈は、あなた達を苦しめる大きな要因は想像だと言います。
自分に順位をつけることや、人間関係に苦しむのは、いつも優しい人です。
優しいから人の気持ちを想像し、嫌なことも我慢する。
そんな優しい人達が、何故損をする世界で生きなければならないのでしょうか。
優しい人こそ、この世界を容易く生きて欲しいのです。
周りを恐れる阿久津
鵜久森は、もっと簡単に考えて、自分の周りの全ての人に理解される必要はないと言います。
しかし阿久津は、それはあなたがハブられてもいいと開き直っているから言えることだ、私たちは嫌だからと言いました。
鵜久森は、そんなに嫌なことなのか、先生から教えて貰ったことがあると伝えます。
嫌われる勇気
里奈は言います。
あなたたちは、自分を傷つける人間と仲良くしたいと思いますか。
あなたたちにとって、彼らに嫌われると言うことはそんなに嫌なことですか。
里奈の言葉
鵜久森は、過去に里奈が些細な事で孤立したことがあり、その時に親友に言われた言葉を話します。
あいつらと仲良くしたいと思っているのか。
もしそう思ってないなら、傷つく必要もその輪に戻る必要もない。
泣きながら、そいつらの自由を守る必要はない。
私は何があってもあんたの友達だから、惨めな顔をするのはやめろ。
鵜久森はその話を聞いて、そんな事を言ってくれる友達が居て羨ましいと思ったと伝えました。
他人を恐れない事
里奈は、誰かに嫌われることは辛いかもしれないけど、大人として伝えたいことがあると話します。
自分をないがしろにした人間など、今何処で何をしているのか興味もない、そんな日々がいつか訪れるということです。
自分や自分の大切な人に後ろめたく思ってまで、他人に合わせる必要は全くない。
その気持ちが分かり合える人と出会うために今日ここに来たのです。
どうしたら自由な毎日は来るのか、と眉村は里奈に尋ねます。
里奈は、相手の反応を考える前にただ心のままに伝える事。
そのために私は何でもします。
だから今日、私はここに来てあなた達と話しているのです。
あなたたちと共犯になりに来たのです。
2人と友達になるために
阿久津と東風谷の友達になりに来た、と鵜久森は勇気を出して伝えます。
一方的に言って友達になれるとは思わない。
今更友達のなり方なんてわからないから、心のままに伝えに来た。
それに、私なんかと嘆いても1人の世界は変わらないって気が付いた。
一緒に後ろめたさを感じて、惨めな顔をするのはやめない?
決意した眉村と日暮
里奈は、私と一緒に諦めることを辞めないかと2人に伝えます。
眉村は、どうして僕たちをそこまで気にするのかと里奈に尋ねました。
鵜久森が友達になりたかった理由
阿久津は鵜久森に、どうして私たちと友達になりたいのか先生に頼まれたからか、と聞きました。
鵜久森は、里奈はただみんなと話したいだけで、阿久津達と友達になりたい理由は別にあると言います。
それは、本当は優しい2人をかっこいいと思ったから、そしてなによりあなたたちのクラスメイトだから、と笑顔で話すのでした。
夏穂たちとの友情
居酒屋にて、夏穂は里奈を心配している様子です。
里奈の過去の出来事を思い出し、加賀美と夏穂は盛り上がっていました。
スマホをずっと見てたのは待ち合わせしているからと言う夏穂。
すると、連が居酒屋に入ってくるのでした。
工学研究室を取り戻す
翌日、工学研究会の部室に向かう相楽と迫田。
しかし、工学室が片づけられていて、相楽たちの荷物はきれいに整頓されています。
怒る2人の前に、眉村と日暮が現れます。
迫田になぐられそうになる2人。
迫田が工具で眉村を殴ろうとしますが、相楽が止めに入ります。
2人は、僕たちにもお願いがあると言い土下座しました。
どうか僕たちをちゃんとハブって下さい。
全く会話もせず、関わらないで下さい。
申し訳ないが、君たちと仲良くしたいと微塵も思わない。
君たちが笑っている時も、おもしろいと楽しいと思ったことはない。
全く考え方も生き方も違う別の種類の人間だ。
それで僕たちには、君たちにハブられる事はメリットしかないと気が付いた。
2人でこの学校でやりたいこともある。
僕たちは仕返しなど考えていないし、それすら興味がない程君たちに関わりたくない。
でもこの部室を攻撃するなら、何としてでも証拠を集めて君たちを糾弾する。
その時間すら惜しいから、僕たちをちゃんとハブって下さい。
マジで頭おかしいと呟く迫田と、爆笑する相楽。
相楽は、本気でこんな事を言っているのかと2人に聞きます。
真剣だと言う2人に、考える相楽でした。
阿久津と東風谷の裏切り
東風谷と阿久津の前に、金澤と江波が現れます。
今度は里奈がすぐ復帰するかもしれないから、2人に退学届を書いて脅して欲しいと頼まれました。
東風谷はなぜ私たちがこんな事をしなければならないと言い、金澤は成績優秀な2人が学校を辞めると言うと学校側が本気になると言います。
親にも真実を話し謝罪し撤回した、と東風谷も続けます。
金澤は、あんたたちが裏切ったら私たちもと焦ります。
阿久津は、私たちが裏切ったらあんた達が怒られるの?と言い返します。
里奈は再び教壇へ
相楽と迫田が教室に戻ると、浮かない顔をした江波と金澤。
金澤は撤回されたなら、次の授業はと言いかけます。
里奈は、昨日のホームルームを欠席したことを謝罪します。
にぎやかになった化学準備室
放課後、化学準備室で鵜久森が里奈を待っています。
2人はお昼を食べそびれたようで、今から昼食を取ろうとしていました。
鵜久森は、阿久津と東風谷がお手製のお弁当袋を使っているのに気づきます。
里奈に貰った事を話し、鵜久森はとても嬉しそうにしていました。
星崎は里奈に、先生のおかげで毎日退屈ではなくなった、先生は革命を起こしていると語り始めました。
そして、里奈の映画を撮らせて欲しいと頼むのです。
驚く里奈でしたが、にぎやかな化学準備室には笑い声が響いていました。
連の離婚理由
里奈が帰宅すると、連がちょっと飲まない?と誘いました。
連が離婚を言い出した理由をいきなり話し始めます。
前はよく2人で家で飲んでたのに、仕事が忙しくすれ違いだんだん疎遠になった。
気づいたらリビングのドアを開けるのが怖くなった。
里奈は、自分を気遣ってて本音を言わない。
リビングに立つと、里奈の想像の心の声が聞こえてくる。
自分が悪いのは分かっているが、それが辛くて仕方なかった。
でも、この前夏穂に怒られた。
里奈が学校で大変な事があって、俺なんかが出来る事があれば言ってと伝えたと夏穂に言うと、めちゃくちゃキレられた。
俺なんかとか自分を卑下したやつに相談なんか出来ないと。
その時ハッとして、気が付いたからちゃんと言おうと思う。
俺なんかとか、俺で良ければとか言わない。
ビビって想像して逃げることはもう辞めにした。
里奈の辛い事を全部言うから伝えて欲しい。
俺は里奈が好きで結婚した夫だから。
離婚の相談も里奈がよければなかったことにして欲しい。
涙を流す里奈は、わかったと小さく呟きました。
連はありがとうと言い、これからは何でも聞くと言いました。
前回、里奈が殺害予告されたところで終わりましたが、まさか書いた犯人が眉村と日暮だとは思いませんでしたね。
問題児グループは里奈を担任から下ろす為に、東風谷と阿久津を使って嘆願書まで書くとは驚きました。
里奈が眉村と日暮を説得するシーンは、胸に来るものがありましたね。
また、鵜久森が阿久津と東風谷を説得し、友達になれた場面は心の底からよかったと思えました。
相楽たちが支配するD組ですが、徐々に生徒たちが目覚め始め里奈の味方に回っていくのでしょうか。
今回、1番注目されたのは星崎ではないでしょうか。
1,2話では全く出てこなかった人物でしたが、3話では冒頭と最後の重要な場面で出てきましたね。
里奈の映画を撮りたいと話す星崎ですが、作品にどのように関係してくるのか今から楽しみです。
そして、夫の連に今2周目の人生を送っていると告げた里奈。
果たして里奈の発言を連はどう捉え、どのように物語は展開していくのか、来週が待ち遠しくて仕方ありませんね!
第4話ネタバレ
里奈に2周目の人生であることを告白された連
なるほどと言う連に驚く里奈。
自分がおかしい事を言っているにも関わらず、信じてくれる連に納得いかない様子です。
2周目の人生と言う事は意味がわからないが、里奈の現状を全て聞かせてくれと続けます。
江波の憂鬱
カフェにて1人で座っている江波。
いつからか、家で過ごす時間より外で過ごす時間が増えた。
別に何か特別な出来事があったわけではない。
ただ、人より家に帰る理由が少ないだけである。
だから私は、少しでも足を止める出来事を探してしまうのだ。
途中、栖原が江波の姿を見ていました。
江波は、満月の写真を撮り物憂げな表情を浮かべるのでした。
全てを受け入れる連
一方、連に全てを打ち明ける里奈。
覚悟して生徒に向き合う事を決めたと話しています。
全て了承したと話す連に、何故こんな馬鹿げた話を信じてくれるのか問います。
連は、疑うことは簡単だが、自分の大切な人が真剣に打ち明けてくれた話を信じたい。
この世界はそんな事ないよりそうかもしれない事の方が多い。
やっぱり違ったと言われてもそっかと言って終わらせる。
全面的に信じる事は難しいが、一緒に考える事は出来るよ。
里奈は泣きそうになるのを堪えて、お酒を流し込みます。
学校を辞めても良いと連は言いますが、里奈はそれは絶対しないと強く伝えます。
逃げる事は簡単だが、伝えてこなかった自分と伝えなければならない生徒の存在を知ってしまったからと続けました。
連は、犯人は誰かわかっているのかと聞きます。
2023年7月6日
2人に誘われて嬉しそうな鵜久森。
そこに星崎がいきなり会話に混ざってきて、一緒に行こうとしていました。
その様子を伺う相楽グループ。
西野は、3人が仲良くしているのが気に入らない様子です。
そして、金澤と江波のミスのせいで台無しになったと責めました。
2人は西野に謝罪しますが、何かテンションのあがる話をしろと無茶ぶりをされ困ってしまいます。
焦る江波は、まだ彼氏ではないが付き合えば報告すると話しました。
野辺は誰かに告白されたのか聞きますが、近所の3歳年上の幼馴染だと答える江波。
その話を聞いて、ただの在庫整理かと嫌味を飛ばす迫田。
野辺は西野に、相楽の様子が静かである理由を聞きます。
西野は、嵐の前の静けさだ、何か企みがあるのかもしれないと答えました。
江波は、相楽グループに何かあったのか聞かれますが、心当たりがないと答えました。
化学準備室にて
化学準備室に到着した江波は、不機嫌に里奈に何故呼びだしたのかと問います。
なんで知っているのかと驚く江波に、やはりと考える里奈。
そして、その人物とは金輪際会わないようにと忠告します。
その会話を録音している江波。
職員室にて
教頭が萩生田を呼び出し、先生のクラスの生徒が万引きで捕まったと伝えます。
驚く萩生田はその生徒は誰かと聞き、教頭は小泉と言う生徒だと話しました。
近所のお店で万引きしたので、小泉が登校したら話をするように促す教頭ですが、萩生田は面倒くさそうに席に着きます。
他の先生に生徒を迎えに行かないのかと聞かれますが、よっぽどの問題がない限り教師の出番はないと話します。
里奈は、萩生田に万引きした生徒ときちんと向き合うようにと伝えました。
驚く萩生田は、里奈の発言に納得いかない様子です。
いつものカフェにて
江波は、先ほどの里奈との会話を再度聞いています。
里奈に未来を予告され、予言者にでもなったのかと江波は鼻で笑っていました。
里奈はどう思ってもらっても良いが、その人物とは距離を取るように警告します。
モラハラを超えて脅迫だ、必ず訴えると笑う江波。
里奈は、江波が浜岡を刺した後警察署で、私には居場所がない、私のやっと出来た居場所を壊したと話すと予言しました。
この話に何の心当たりもなければ、スマホで録音した記録を使って訴えても良い。
もし、居場所がなくあなたが彷徨っているなら私は何でもする、と里奈は続けます。
江波は、居場所なんて考えた事ないと笑ってのけました。
答えない里奈に、苛立ちながら化学準備室を出る江波でした。
録音を聞き終わると、栖原が現れて江波に話しかけます。
彼氏とやり取りをしていたなら悪いと言う栖原に、別にと答える江波。
この前、江波を見かけたのでもう一度来てみたと話す栖原。
驚く江波に、本気で受け取るなとからかう栖原に笑顔がこぼれます。
いつもふわふわしてて軽やかでウザいと笑う江波ですが、どうかしたのかと栖原は問いました。
江波は今日は考える日だと答えると、そんな事いちいち考えても無意味、どう考えたら楽に過ごせるのか簡単に思いつく、と栖原は話します。
つくづく正反対だと笑う江波、栖原をからかう江波に1人の時は毒舌だと笑いました。
自宅にて連と食事する里奈
江波は、1度だけ教師を頼ってくれたと話しました。
江波が浜岡を刺し警察に捕まった時、教師である私を頼ってくれたと続けます。
彼女は両親に頼れない状況で、迎えに行くと居場所がないと泣く彼女を見たと言いました。
しかし、当時は彼女と両親の関係を壊すかもしれないと考え、向き合うことが出来なかったのです。
なので、彼女に突き落とされても仕方がないと里奈は考えました。
それを聞き連は、恋人になりそうな人に金輪際会うなと言われても無理だと話し、里奈も難しいと思っていると同意します。
強い言葉を言えばその意味を考えてくれるだろう、教師が出来る事は考える種を渡し、生徒が自分で考えて行動した一歩は驚くほど何かを変えると伝えました。
鵜久森宅
鵜久森は、週末出かける時の洋服を選んでいます。
母親は、娘に友達が出来た事を知り学校が楽しいか聞きました。
鵜久森は笑顔で楽しいと答え、母親はその様子を見守っています。
江波宅
江波は帰宅すると、母親に夕食をとって良いか尋ねます。
母親は何故外食しなかったのか聞き返し、妹の模試の結果を褒め、姉とは大違いだと話していました。
江波は居場所がないと感じたのか、母親に夕飯はいらないのかと聞かれても断るのです。
週末のお出かけの日
それぞれ本を購入したようですが、星崎は映画の撮り方の本を大量に購入しています。
バンドのスタジオ練習に来たと話す栖原に、一緒にいる人物は誰かと阿久津は尋ねました。
参加させてもらっているバンドのメンバーの浜岡だと紹介します。
浜岡は栖原に同級生だと聞き、江波と幼なじみで仲が良い事を話しました。
驚く星崎達に、浜岡は御馳走するからご飯に行こうと誘います。
星崎は喜んで行こうとしますが、東風谷は女子はそんな雰囲気ではないと断ります。
鵜久森は私は平気だと言いますが、栖原は鵜久森の件を許してないから嫌なのかと問いました。
浜岡は何かあったのかと聞きますが、栖原は気にしないでと言い、ご飯に行こうと先に行ってしまいます。
東風谷と阿久津は鵜久森に、本当に大丈夫かと再度聞きますが、栖原はクラスメイトだし皆ともう少し一緒にいたいから大丈夫だと話すのでした。
西野グループの休日
西野は、唐突に先日里奈に化学準備室に呼ばれた時に何か言われたのかと問い詰められました。
呼び出しの日から明らかに様子がおかしい、何を隠しているのかと不審がられています。
江波は戸惑いながら、里奈に居場所がないと言われたことを告白しました。
その日から皆といても自分の居場所じゃないと言われてるように感じるのです。
その言葉に他の3人は大笑いし、そんなセリフを言う人が実在するんだと馬鹿にされてしまいました。
西野は、友達だと確認する時点で友情関係は破綻しているのではと言います。
その言葉に傷ついた江波は、何も言うことは出来ませんでした。
居酒屋にて
瓜生と向坂が天井についているカメラのようなものを外しています。
店長に何故かと聞くと、この辺りで強盗が発生していたので用心してつけていたと言いました。
すると、栖原と浜岡たちが入店してきます。
瓜生と向坂たちは驚き、何故このメンバーが集まっているのか尋ねました。
夏穂は、里奈のクラスメイト達が大勢来店したことに驚いています。
鵜久森は、夏穂にフルネームで尋ねると握手を求めに走りました。
里奈から夏穂の話を聞いて一度会ってみたいと思っていたのです。
嬉しそうな鵜久森を見て夏穂も微笑みました。
一同は席に着き、向坂と瓜生が接客しています。
栖原は、浜岡が江波に告白したことを聞き驚き、結果はどうだったか尋ねました。
浜岡は、返事はまだ帰ってきていないと言い、時間が遅くなるので解散しようと呼びかけます。
栖原は誰か声をかけたのかと聞きますが、里奈はこのお店は行きつけのお店だと話します。
そして里奈は浜岡の前に立ち、あなたに会いに来たと言うのでした。
浜岡はどこかで会ったことがあるのかと聞かれますが、里奈は少し時間を下さいと話し始めます。
里奈の忠告
その話を聞いていた星崎はビデオカメラの録画ボタンを押しました。
浜岡は、最近は教師が生徒の恋愛事情に口出しするのかと聞きますが、里奈は浜岡が江波に何をしようとしているのか全て知っていると話します。
そして、彼女と関わらないようにしてくれと再度頼みます。
浜岡は、いきなり赤の他人に言われる筋合いはない、これは脅迫だと話しました。
里奈は脅しではなくお願いだと言いますが、関係ない奴がでしゃばるなと突き放します。
そして栖原に、二度とこんな奴らを同席させるなと怒って帰ってしまいました。
鵜久森は、浜岡は何をしでかすのか尋ねましたが、里奈は個人の話なので言えないと伝えます。
そして里奈は、栖原に個人的に話す事にするのでした。
栖原の本音
居酒屋で栖原と向かい合う里奈。
栖原は言葉を失い、何を言っているのかわからないと戸惑いました。
江波は夜の公園で浜岡と会います。
江波は浜岡に、なんで私に告白したのかと尋ねます。
浜岡は、江波が寂しそうだから自分が居場所になってあげたいと思ったからだと明かしました。
頭がおかしくなったのかと笑う栖原は、お世話になった先輩を襲うわけがないと言い切りました。
合理的主義だからそんな事はしないと言う栖原に、事件後栖原は人生はとてもイージーだと思っていたと話すと里奈は伝えます。
後悔は人の行動を大きく歪めると言い、今日浜岡と付き合う江波は、自分の居場所が出来たと彼に依存するが江波の感情につけ込み、浜岡が運営するマッチングアプリサイトへ誘導すると話しました。
そして見つけた居場所が虚像である事がわかった江波は、浜岡を刺してしまうと続けます。
そんな浜岡の企みに薄々気づきながら、見て見ぬふりをしているのではないか、江波に思いを寄せているのに、先輩に嫌われてまで止めようとしていない事態を静観していると指摘しました。
栖原は否定しますが、里奈はかつて私もそうだったと打ち明けます。
この店に飲みに来ていた浜岡が、江波の話を自慢気に語っていたのを聞いていて、こんな事態は起こらないだろうと静観してしまいました。
しかしこの事態は起きてしまい、見て見ぬふりをしても必ず訪れると伝えます。
栖原は、自分が動いた所でどうにもと言いかけると、そう言ってまた動かない理由を探すのかと里奈は肩を落とします。
そして、人生はイージーだと言うが、あなたは失敗恐れ確実に成功する事しか選ばなかったのではと問いかけます。
失敗して自分が傷つく可能性があることは避け、間違いが起きない選択だけをする、私たちは誰かが危機に陥った時、そんなわけないと思うよりそうかもしれないで動くべきだ、大切な人が傷つきそうなとき、この身一つ差し出す勢いで根拠のない行動に出ても良いのではと話しました。
その様子を星崎のカメラが全て捉えているのでした。
文化祭の出し物決め
3年D組の教室にて、今年の文化祭の出し物について話しています。
喫茶店に出し物は決まりましたが、西野や相楽たちの機嫌を伺う生徒たち。
西野は別にいいと言うと、教室は盛り上がりました。
西野達とは距離を取る江波は、近くにいる瑞奈に話しかけます。
しかし、1人が嫌だからってこっちに来ないでと言われてしまいました。
帰ろうとする江波を鵜久森が止めに入りました。
ウザいと言われても鵜久森は続けます。
私はあの時に選択して良かった。
先生と一緒に戦うと決めてよかったと思っている。
江波は、あんたごときに言われたくないと激高します。
鵜久森は、それでも私は江波に伝えると決めてきた、この選択をすることに逃げたくないからと話すのでした。
化学準備室に現れる江波
来てくれてありがとうと里奈は伝えると、江波は鵜久森に煽られたからと答えます。
里奈は早速マイクを江波に差し出します。
浜岡がよく利用する居酒屋に仕掛けられた盗聴器だと言うのです。
ここにある浜岡の会話を聞くかどうか尋ねる里奈。
江波は少し考えた後、何となく分かっていると呟きました。
この中にある会話の内容はある程度わかるが、もう見て見ぬふりは出来ないと言います。
里奈はそこで音声を止め、江波に苦しい思いをさせてしまい申し訳ないと謝ります。
しかし、現実を突き付けないと、浜岡を信じ続けてしまうと里奈は言いかけますが、江波は、生徒が変な男に騙されかけそれを助けた気になって満足かと聞きました。
なんとなく知っていたし、こんな事わかっていたと涙を流します。
浜岡は隣にいるのに見てくれない、両親たちと同じような目をして私を通して何かを見ていた、気づいていたが知らないふりをしないと隣に居れなくなる、ここがなくなるともう居場所はどこにもないと涙ながらに続けました。
これを知らせて何をさせたいのか、私の居場所はないと分からせてどうしたいのかと泣きじゃくります。
里奈は、教師は万能ではない、私が伝えられるのはこの未来を選択するなと言う事だけと話しました。
江波は、そんな事では何も変わらない、何でもするんじゃないのか、結局は自分でどうにかしろと言うことかふざけるな、と怒りに任せて化学準備室を出ていきます。
栖原の気遣い
江波は泣きながら走っているとふと立ち止まりました。
仲の良いカップルや幸せそうな家族が目に入ってきます。
そんな時に栖原から何度も着信がありました。
江波は面倒くさくなってスマホの電源を落とします。
栖原の告白
江波は、何故私の事を待っていてくれたのかと尋ねます。
栖原は、めんどくさいと笑いながら流れは察しているだろと言いました。
江波は、この前栖原が座っているベンチで浜岡からの告白を受け入れたと話します。
最高に演技が悪いと言う栖原に、浜岡のやろうとしている事は知っていると江波は伝えました。
栖原は話します。
この前、先生に言われた事をずっと考えていた。
愛情と言う本能的な人間関係の欠如、教師が理屈を振りかざしてどうする事も出来ない、どうにか出来るのは本当に愛情がある人間だけだ。
傷ついた江波に何と声をかければ良いか考えてた。
考えることが嫌いな自分が考えて、考えまくって答えが出た。
居場所なんて初めからない。
居心地の良い場所が見つかっても誰かに嫌われたり、他の人に取られたら終わり。
そうしているうちに、居場所だと思っていた場所がそうでなくなってしまう。
でも、そんなものなくても良い。
生きてたってだけで良い。
立ってるだけの自分でも誇れ。
その場所に誰か来るかもしれない。
江波は、そんな事は栖原だから言えるのだと言いますが、栖原はすぐさま否定します。
江波はいつも皆と違う考えを否定する、なんでそんなにおそろいでいる事ばかり求めるのかと問いました。
誰かと同じであることを求めなくてもよい、余計な事ばかり気にして自分がわからなくなる。
たまには人と同じものを頼むんじゃなくて、違うものを頼んで文句言い合う関係を作れ。
こんな季節にホットコーヒーを頼む俺が、江波の事を好きなんだから。
誰かが必要とする居場所を必死に求めなくても良い。
江波が立ってるその場所が居場所なんだ。
俺はお前の居場所にはなれないけど、お前の居場所にはいつでも行くから。
そう話す栖原を見て涙を流す江波。
江波は感謝を述べますが、ごめんと断ります。
さすがに浜岡と別れると決めた日に、栖原の気持ちに応えられないと言うのでした。
そして、江波は堰を切ったように泣き始めました。
里奈は化学準備室にて、栖原から江波を確保したがフラれたと連絡を貰います。
1学期終了
こうして、里奈は2周目の1学期は終わろうとしていました。
1年後の死への最大の可能性を積んで。
生徒とまた顔を合わせるのは、夏休みが終わり9月に入るころになります。
江波を陥れたのは相楽
自宅にてパチスロで遊ぶ相楽と部屋に入りびたる迫田。
その部屋に浜岡が入ってきました。
星崎の発見
それからいくつかの月日が流れました。
星崎が鵜久森達にあるものを見せます。
それは、栖原と里奈が居酒屋で話していた時の映像でした。
鵜久森達は信じられない様子でした。
里奈の人生が2周目であると言う告白を、難なく受け入れる連に驚きました。
里奈は今までの出来事を全て連に話したので、これからは2人で突き落とした犯人捜しをしていくのでしょうか。
今回は、江波と栖原がメインのストーリーでしたね。
周りの顔色を伺って生きてきた江波と、人生イージーに生きるのがモットーの栖原。
江波は、友達や家族にも冷たくされ居場所がなく、浜岡の偽りの優しさに依存してしまうのは可哀そうな境遇だと思いました。
そんな江波を助けたくて意を決して告白した栖原ですが、見事にふられてしまい残念でしたね。
まさか、浜岡に指示をしていた黒幕が相楽だとは思いませんでした。
鵜久森、東風谷、阿久津、星崎はすっかり仲良くなりましたね。
星崎はカメラを仕込んで隠し撮りしたり、挙動が怪しくて疑わしいです。
里奈はタイムリープしていると言い当てていましたが、果たして鵜久森達は信じるのか、来週が気になって待ちきれません!
第5話ネタバレ
2023年9月1日
長かった夏休みが明け、9月30日の文化祭について里奈はホームルームを開いていました。
瑞奈が語り始めます。
いつからか、誰もが私を知っているのに誰も私の事を知らなくなったのは。
もうみんなは私に愛想が尽きたのだろうか。
みんなが同じ方向を向き話をしている時に、私は違う方向を向き何かを考えている。
里奈は、クラスで催す喫茶店の他に、体育館イベントの運営をクラスで担当する事になったと話しています。
イベント運営は激務で、とても大変な係なのです。
中園が、それは強制参加なのか問います。
里奈は、クラス企画と同様で任意での参加で構わないと話しました。
そして、イベント運営者は里奈が独断で決めたと言います。
驚いて言葉が出ない瑞奈に、瑞奈なら学外で音楽活動をしているし力を発揮出来ると考えたと続けます。
私はプロとして活動しているからと断ろうとしますが、もう決めた事だと里奈は教室を出ていきました。
イベント責任者は瑞奈
瑞奈の事をみんなが見つめていて、緊張が走ります。
渡会は、瑞奈を手伝うと率先して発言しました。
神楽も続いて、瑞奈が担当するといつもより盛り上がると話します。
野球部の2人も会場設営は任せてくれと言い、諏訪は不破の父親はイベント会社の社長だから手伝ってくれるかもと話しました。
鵜久森はもちろん手伝うと言いますが、何故そんな発言をしたのか貴島が倉知に尋ねます。
倉知は、「これが最後の文化祭だと実感すると、里奈が言っていたようにやりたい事をやれないと言うのは怖くなった」と恐る恐る言いました。
東風谷は、鵜久森お手製のお弁当袋を取り出し、このようなデザインを背中にのせたら良いと思わないかとみんなに問いました。
阿久津も立ち上がり、Tシャツをデザインして量産してくれるサイトを探すと言います。
生田は話の途中で、ダンス部の公演があるので体育館イベントは出れないと話しました。
中園も、部活の後輩の試合の日だから出れないと言います。
生田は瑞奈に、「みんなが良かれと思って考えてくれているのに、何で他人事のように聞いているのか」と問いました。
「イベントの責任者をやるなら、有名人ぶっていつもの変人ぶりを発揮して雰囲気を壊すな」と厳しく言います。
瑞奈は苦笑いで「引き受ける気はない」と言い、教室を出ました。
里奈の考え
教室に居ればいいのにと言う瑞奈に、生徒だけで話した方が良い時間もあると話します。
瑞奈は、「あんたは何なのか、クラスのみんなの問題を解決した気になっているようだが、私には必要ない」と吐き捨てました。
言っている意味がわからない瑞奈は、文化祭の中止とか私には関係ないと鼻で笑います。
里奈は、瑞奈の目標の妨げになる出来事だと話しました。
瑞奈の生きざまを見せ、彼らの当たり前を変えて欲しいと再度お願いします。
化学準備室にて
里奈に青春とはと聞く星崎。
星崎は、青春とは何か分からない、自分のヒーローである里奈に問いたいと言います。
わからないと答える里奈。
里奈は驚いて固まりますが、星崎は、「里奈が未来の予言をする所を録画で見たので、人生2周目説を唱えている」と話しました。
急いで否定する里奈ですが、星崎は、みんなにも否定されたと悔しそうに話します。
しかし突然教師の森が登場し、職員室まで来て欲しいと里奈に言いました。
瑞奈の記事
里奈は、1周目の時に瑞奈を欠席させた事を思い出します。
そして里奈は、「欠席させるべきではない、悪いのは瑞奈ではなく騒ぎ立てる周りの人間だ、その脅威から生徒を守るのが教師の仕事である」と話しました。
森は、ではどうすれば守れるのかと里奈に問います。
里奈の発言に、森は圧倒されていました。
放課後、鵜久森たちは早速、クラスTシャツのデザインを考えています。
鵜久森は、最後の文化祭だから皆が着たいと思うデザインにしたいと話しました。
阿久津は面倒くさい作業だと呟くと、鵜久森はその面倒くさい作業がしたかったからと笑顔で話します。
屋上で記事とコメントを見る瑞奈。
様々な誹謗中傷も書かれていていました。
里奈が昨日言っていた問題とはこの事かと聞いてきます。
瑞奈は、週刊誌に記事にされた事で文化祭がなくなるのかと問い詰めます。
そしてこんな問題は私が止められるわけがないし、文化祭がなくなることは自分の目標の妨げにはならないと続けます。
文化祭なんて元々行く気がなかったと言いかけた時、加賀美が段ボールを持って登場しました。
突然の出来事に驚いている瑞奈に、里奈は加賀美を紹介します。
そして、先ほどの出来事を加賀美に話しました。
里奈が、瑞奈が最後の文化祭を欠席したい事を話すと、もったいないと驚く加賀美。
いろいろ事情があり、みんなにも迷惑がかかると言う瑞奈。
学生の時はイベントなんて重要視しなかったが、大人になれば夢にまで出てくるほど後悔する。
文化祭直前に、家の都合で退学しなければいけなくなって、今でも悔いが残っている。
加賀美が話すと、瑞奈は自分には当てはまらないと言います。
加賀美は、瑞奈のファンだと言い、瑞奈はじゃあなぜ普通に自分と話せるのか尋ねます。
それは、「制服を着たあなたは普通の高校生にしか見えないから」と加賀美は答えます。
予鈴が鳴り、里奈は瑞奈に今日引き留めた事を謝りました。
席を立とうとする瑞奈に、里奈は本当はどう思っているのかと問います。
みんなと同じ最後の青春を楽しみたいと思うなら何でもする、あの記事のせいで自分は変わらないと世間に抵抗しようとするなら、私のお願いも聞いて欲しい。
里奈の言葉に、少し考えると答えました。
里奈は瑞奈に、自分の友人の言葉を聞いてどう思ったのか問います。
文化祭9日前
鵜久森は倉知にTシャツのデザインを見せています。
星崎は、試作品を着用しみんなに見せていました。
神楽達は出来上がった「喫茶すなを」の看板を披露しています。
江波は小物を担当し、機材のスイッチングは日暮と眉村が担当すると言います。
瑞奈は、「みんな手伝ってくれるけど不安じゃないのか」と問いました。
渡会は、「変な騒ぎになるか心配だけど、倉知が言っていたように自分がしたいことを出来ないのは怖いとみんな思っているからだ」と励まします。
みんなの優しさに瑞奈は感動していました。
ある事を前倒しして欲しいと話していました。
連と里奈の会話
里奈は学校で作業をしていると連から電話がかかってきます。
蕎麦を仕込んだが、帰りは遅くなるのかと聞かれますが、文化祭の準備で帰りが遅くなると里奈は答えました。
連は、文化祭は大丈夫なのか聞きます。
里奈は、瑞奈が頑張っているから大丈夫だと答えました。
里奈は1周目の時はその日に起きて、瑞奈がいる学校での事件と言うことでニュースにも取り上げられ中止になった、何も悪くない瑞奈が全ての責任を負ったと話しました。
連は、その為に瑞奈を巻き込んだのかと問います。
里奈は、「この問題の本質は彼女にはない、人が勝手に作り上げるイメージを変えたい、瑞奈にみんなの常識を変えて欲しいと頼んだ」、と話しました。
3年D組襲撃事件
ストレス発散するぞと校門から堂々と入っていきました。
文化祭の8日前
瑞奈は、この惨状を見てたまらず教室から離れて行きました。
職員室にて、今回の事件に動揺している教師たち。
萩生田は、もう少ししたら週刊誌が来るかもしれないと言います。
里奈は、学校に着くや否や急いで教室に向かいました。
荒らされた教室を目の当たりにした里奈は、東風谷に瑞奈を見かけたか尋ねます。
先ほど見かけたが、すぐ教室から出ていったと話しました。
瑞奈を見つけた里奈
里奈は俯いている瑞奈に、あなたには似合わないから顔を上げてと言います。
瑞奈はヘッドホンを外すと、ごめんねと小さく呟きました。
「私がこの学校の生徒だからこんな事が起きた、みんなの大切な青春を傷つけた」と話します。
クラスのみんなと話をしないかと続ける里奈に、瑞奈は答えます。
みんなと何を話せばよいか分からない。
変な私がみんなの輪に入るとおかしくなると思い我慢していた。
でも私が調子に乗ったからこんな事が起きた。
みんなに責められるのが怖い。
涙ながらに話す瑞奈に、里奈は隣に座りました。
戦うことをやめれば、瑞奈にとって深い傷が残ってしまう。
瑞奈のように人から変わっていると言われる人が、自由に生きられることを証明したかったのではないか。
そう願うから、あなたはいつもその曲を聞いているのだと思っていた。
皆が思う以上に教師は生徒を見ていると里奈は話します。
だから、あなたが思う以上にあなたに寄り添えると続けるのでした。
緊急のホームルーム
里奈は瑞奈を連れて来て、ホームルームを始めました。
この文化祭はどうしようかと問う里奈に、「こんな状態で出来るわけがない」と貴島が怒りを露わにします。
生田は、「まず謝罪はないのか」と瑞奈に問いました。
「瑞奈にとってどうでも良い学校行事でも、私たちには大切な物なのにこんな事に」と怒りながら涙を堪えます。
鵜久森は、そんな事はわからない、瑞奈にとって文化祭がどうでもいいとは決めつけられないと話しました。
生田は、あんたに言われたくないと言いますが、鵜久森は、陰口を言われて自分がどういう人か決めつけられる事が怖かった、瑞奈の本当の気持ちを知るべきだと話しました。
東風谷はたまらず立ち上がり、鵜久森が正しいと言います。
阿久津も同意し、みんなの話を邪魔するなら出ていけばいいと言いました。
西野は舌打ちをし、相楽グループは教室から出ていきます。
阿久津は先生に謝るが、里奈はそもそも文化祭は任意参加なので問題はない、文化祭を守りたい人たちだけで話そうと言いました。
自分がこの文化祭に参加したいと思ったからこうなった。
私は無関係だと表明していれば何か変わったかもしれない。
でも、どうでもいいとは思っていなかった。
ただ、みんなと同じ最後の青春がしたかった。
生田が瑞奈の話を遮ります。
だとしても起きた事は変わらない。
あんたが調子に乗ったせいで、変な奴らが騒いでこんな事になった。
生田の発言を聞き、里奈は「瑞奈の何が調子に乗っていると感じるのか」と問いました。
「瑞奈は皆と同じように当然の事を思っただけだ」と話します。
里奈は、「瑞奈は他の生徒と何も違いはない」と話しました。
瑞奈も皆と同じ3年D組の生徒だ。
なぜ、みんなと違う道を歩もうとする人を区別し糾弾するのか。
今回の事件が瑞奈以外の生徒であった場合、同じようにショックを受けると思うが、何も悪くない被害を受けたその人に、調子に乗っているせいだと言い追い打ちをかけるのか。
何故、瑞奈だけ批判されなければならないのか。
自分と違う道を歩む人は、別人ではなく人である。
好きな人に没頭する人、周りとは別のやり方で挑戦する人、その人たちも悩むし傷つくし涙も流す。
何故その事が、調子に乗っていると言うイメージで片づけられるのか。
そもそも、調子に乗ることは悪くない。
自分を信じて調子に乗ることを否定し続けた先に、何があっても自分を信じられない未来しかない。
瑞奈の目標を聞かせて欲しい。
唐突な里奈の発言に、涙を流しながら瑞奈は答えます。
私は世界一のアーティストになる。
絶対に確実になってみせる。
誰かにとって必要な人間に絶対になる。
里奈は、瑞奈の目標を聞いて調子に乗っていると思うのかと聞きます。
黙る生徒達に再び生田が口を開きます。
さっきから何なんだ、何が言いたいのと問います。
今回の事件が起きた理由は分からないが、狙いは文化祭の崩壊である。
教室を破壊し騒ぎを起こすことで私たちの俯く姿を期待している。
その人たちが1番調子に乗っていると思うことは、私たちがこの事件を気にせず文化祭をやり遂げる事だ。
みんなで調子に乗って、今回の事件はなかったことにしないか。
里奈の発言に戸惑う生徒達、鵜久森は貴島の肩に手を置き「今回はあと1週間あるから立て直せる」と励まします。
予定とは違うかもしれないが、その日をみんなで準備して迎えることは出来る。
誰かに壊されるくらいなら、みんなで調子に乗った日として刻みたい。
鵜久森は、みんなを見渡して再度訴えます。
神楽は、廃屋喫茶にしてはどうかと提案しました。
壊れた資材や看板も廃屋喫茶にしてしまえばそのまま使えるのです。
渡会は同意し、それならクラスTシャツで始められると言いました。
蓬田は会場に不審者が出たら、大量にレシーバーを用意して対応しようと提案します。
藤原は体育館イベントに出る予定だから、他のクラスにもイベントは大丈夫だと言って回ると言いました。
クラスがもう一度団結し、文化祭に向けて動き出します。
涙を流す瑞奈に少し笑顔が見えました。
文化祭当日
3年D組に里奈の夫が現れ、鵜久森に話しかけます。
里奈の夫だと明かす連に驚く鵜久森。
里奈は何処にいるのかと尋ねる連に、イベントの為に体育館にいると伝えます。
入口で警備する生徒たち。
イベントは順調に進行しています。
瑞奈が先頭に立って、眉村と日暮に指示しています。
後ろから生田が声を掛けます。
「今日の文化祭は楽しいか」と瑞奈に問います。
瑞奈は笑顔で、「控えめに言って最高だ」と答えます。
生田は小さく「ごめん」と呟きますが、瑞奈には聞こえてないようでした。
女子ダンス部のステージが終わると、生田は壇上で話し始めます。
驚く瑞奈に、調子乗りの大将が最後に締めないと終われないと言い生田は去ります。
生徒たちは瑞奈の背中を押しますが、瑞奈は楽器もないと焦りました。
急いで走ってきた夏穂がピアノを演奏します。
瑞奈のエンディングステージ
壇上に立った瑞奈はゆっくり話し始めます。
私は、小さい時から誰かから変だと言われてきた。
誰も私自身を知らないのに、お前は変だ変わっていると言ってくる。
矯正しようとしたが、そんなもんクソ食らえだ。
普通って何なんだ。
誰かと違うことしか出来ないのなら、誰かにとって必要な人間になってやる。
そんな気持ちに迷いそうになった時にいつも聞いていた曲がある。
今日、ここから私を排除しようとした人に拍手をさせてやる。
歌い切った瑞奈は、周りの歓声に感動しています。
鳴りやまない拍手の中で、瑞奈は頭を下げました。
文化祭のその後
そして、この文化祭の中で引っかかった出来事があるのです。
始業式の日1人遅くまで職員室の前で里奈を待っていたのは何故か。
タイムリープした日、鵜久森は訝しげに里奈を見ていたのは何故か。
鵜久森は問題にぶち当たると、何かを変える行動を率先して行ったのは何故か。
東風谷の告白
東風谷の体調を気にする鵜久森。
その告白を聞き、鵜久森の表情は固まってしまいました。
いよいよ文化祭が始まり、瑞奈がイベントの運営の責任者になるとは思いもよりませんでした。
変わり者と言われることを諦め、周りとの繋がりを絶っていた瑞奈を里奈は見逃しませんでしたね。
ダンス部の生田が瑞奈を敵視し、罵声を上げているシーンは心が痛みました。
鵜久森が積極的にクラスに関わることで、周りの生徒も協力的になっていて里奈の味方側の生徒が増えてきているように思います。
クラスが団結した所で、相楽の手下である浜岡達によって教室が荒らされてしまいます。
その出来事を糧に、再度D組が団結した場面は感動しました。
瑞奈の最後のステージの椎名林檎さんの「17」はとても素晴らしかったです。
瑞奈演じる詩羽さんはラッパーのイメージなんですが、こんなにも歌が上手だとは思いませんでした。
心に響く歌声と素晴らしい歌詞に是非注目して頂きたいです。
相楽グループの支配からどんどん解放されて、みんな自分らしく過ごせるクラスに近づいてきましたね。
しかし、相楽たちの企みは消えたわけではなく、今後も何か仕掛けてくるでしょう。
最後の東風谷の発言に驚きましたが、鵜久森はどう答えるのでしょうか。
また、里奈は鵜久森が2周目の人生を歩んでいる事に気づいてしまいます。
次週は、鵜久森と里奈がタイムリープしている事を共有しそうなので、新たな事実が判明しそうで今から楽しみですね♪
第6話ネタバレ
文化祭の打ち上げの際、東風谷(當真あみ)から不意な想いを吐露された鵜久森(芦田愛菜)。その言葉を受け、何かを返そうとした——— その瞬間、東風谷は漏れ出てしまったその想いに戸惑い、飛び出してしまう……。東風谷を見失う鵜久森。その雑踏の中、鵜久森は自身に起きた『二周目』の人生を思い返していく。
一方の九条(松岡茉優)は、鵜久森と共にいつものようにお昼ご飯を一緒にしていた際に……打ち明ける。
「鵜久森さんも……同じですよね?」と。自分自身が『二周目』であること、そして鵜久森もそうであること。互いに起きた不可思議な現象を確かめ合う二人。そして二人はもう一つ共通して感じる『感覚』を語る。それは、「3回目は絶対にない」、そう確信的に感じていること。だからこそ、私達は未来を変えるために今を必死に生きているのだと。そんな中、独りで想い悩む東風谷の元を訪ねる九条。急な休学を申し出た東風谷に対し、それはなぜかと尋ねる。そして、想い悩む生徒に向けていつものように『覚悟』をもって「私にできることは、何でもします」と真っすぐに告げる——— 。
……鵜久森は自身に問う。「自分はなぜこの二周目の人生」が与えられたのかと。そして……一つの答えを出す。その時、彼女の中で「叶えたい」と願っていた自分の「希望」の全てが叶えられたことに気づく。そして、鵜久森がそう気づいた時、彼女の中にはもう一つ、変えようのないある『感覚』が襲う——— 。人は生きる。生きれば悩む。悩み、落ち込み、俯く時もある。だが、一人の生徒は全力で伝える。この世界に対して最も強く思う、一つの『願い』を。今を生きる全ての人に、一度でいいので見ていただきたい。私達の想いは、ここにある——— 。
ストーリー#06『拝啓、今を生きるすべての貴方へ』(2023年8月19日放送)|最高の教師 1年後、私は生徒に■された|日本テレビ (ntv.co.jp)
最高の教師の最終回結末予想と考察
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時を遡り全力で生徒に向き合った教師がどのような最終回を迎えるのか、考察してみました!
生徒にとって最高の教師として卒業式を迎える最終回!?
ハッピーエンドとしてはこの結末になるのではないかと予想します。
時を遡る前、生徒に寄り添うことをしてこなかった教師の九条里奈はその生徒たちの誰かに突き落とされてしまう運命です。
時を遡った後は文字通り『命がけ』で生徒に寄り添い、向き合っていきます。
なので生徒の誰からも恨まれることはなく、無事に卒業式を迎え、旅立つ生徒を送ることが出来るでしょう。
担任生徒に寄り添っても結末は変わらない!?
時を遡った九条里奈は全力で生徒に向き合っていきます。
ですが、自分を突き落とした生徒がどのような理由で殺害しようと行動したのかわからない以上、全力で生徒に向き合う教育が正解とは限りません。
もしかすると全く別の問題が隠れていて、それが理由だとしたら九条里奈は同じ運命を辿る可能性もあります。
「最高の教師」は完全オリジナル脚本となっているのでネタバレや原作はありません。
ですが物語がどのような最終回を迎え、1度生徒に殺された教師は時を遡った先でどのような結末を目の当たりにするのか気になりますよね!
ネット上でも考察をしている人がおり、これからどんどん増えそうです。
「最高の教師 1年後、私は生徒に◾️された」って元々"殺される"予定だったけどタイムスリップ?して生徒と向き合った結果"愛された"に変わるってことでおけ??#最高の教師
— のんすけの眉上 (@JNST_JSMN) May 18, 2023
犯人は誰?
九条里奈に恨みを持つ生徒の犯行という可能性が高い!
「最高の教師」はネタバレや原作がないので、犯人に関する情報はまだわかりません。
が、早速犯人が誰かについて考察合戦が始まっていますね。
最初の予想では
鵜久森叶は時を遡る前、クラス全員からイジメの標的にされる不遇な生徒です。
担任の九条里奈は生徒に寄り添うことをしなかったので、叶は1学期で不登校になってしまっていました。
叶はイジメを見てみぬふりをし、助けてくれなかった担任の九条を恨んでいた可能性もあります。
そのことから鵜久森叶は犯人である可能性もあるといえますね。
もうこれで考察も波乱の予感!
鵜久森叶が自殺?してしまうのであれば、卒業式に九条里奈を突き落とすことはできないはずなので
- 鵜久森叶に関わる誰か?友達や家族?
- または全く違う生徒?
- 生徒ではなく同僚の先生?
などなどの可能性も出てきました。
詳細は最高の教師の犯人は誰か考察!里奈を突き落としたのはどの生徒なのか予想の記事でがっつり考察していますので、ぜひこちらもあわせてご覧くださいね。
【最高の教師】原作ネタバレと最終回結末まとめ
「最高の教師」のまとめ
- 原作は無い完全オリジナル脚本
- 主要キャストは松岡茉優さんと芦田愛菜さん!
- 「最高の教師」の意味は生徒にとっての最高の教師!?
- 犯人は鵜久森叶の可能性!
その他、どんな結末の最終回を迎えるのかの考察もご紹介しました。
各話ごとのあらすじやネタバレも随時更新していきます!
監督やプロデューサー、そして脚本も、あの「3年A組-今から皆さんは、人質です-」を手掛けた方々だけあってストーリーはとてもスリルのあるものになりそうです。
九条里奈が時を遡り生徒に全力で向き合った結果、時を遡る前とどのように変わるのか。
そしてどんな結末を迎えるのか、原作やネタバレのない「最高の教師」は1話ごとに予想するのも面白そうですね♪
ストーリーが進むにつれて出てくる色々な情報がますます楽しみです!