同居や近居するならどっちの親？1,400人超のママたちの本音が明らかに＜ママのリアル調査＞ ｜ ママスタセレクト

同居や近居するならどっちの親？1,400人超のママたちの本音が明らかに＜ママのリアル調査＞ ｜ ママスタセレクト

夫婦2人だけ、あるいは子どもを含めた自分たち家族だけの生活に、両親や義親が加わるとしたら……皆さんはどう感じるでしょうか？　今回ママスタセレクトでは「同居する、もしくは自宅の近くに住むならどちらの親がいいですか？」というアンケートを実施しました。選択肢には「実親のほうがいい」「義親のほうがいい」「どちらとも同居したくない、近くに住みたくない」の3つを設定。1,400人を超えるママたちから本音が寄せられました。

6割近くが同居・近居は「実親のほうがいい」と回答

もっとも多かった回答は「実親のほうがいい」を選択したママたち。817人と6割に迫る数字となりました。その理由は大きくわけて2つあるようです。

何といっても実親には頼みやすい

『実親の方が、遠慮せずに頼りやすい』

『一番甘えられるのは、母だけ』

「頼れるのは実家のみ。私自身のことも本気で心配してくれるのは実の親だけだと思うから」という核心を突いたコメントも。やはり頼れるのは実の親、というところでしょうか。

義親には気を遣ってしまう……

『義親とも仲は悪くないけれど、遠慮してしまう』

「義親には気を遣う」という声も多く寄せられました。そこには義親との仲は関係ないようで、たとえ良好な関係であったとしても遠慮が先に立つ、と考える人が多いようです。

『義親は他人。結婚しただけで無条件に他人には頼れない』

ここにも義親とは一歩引いた付き合いをしたいという気持ちが垣間見られます。

「どちらとも希望しない」と答えたママが3割超に

次いで多かったのが「どちらとも同居したくない、近くに住みたくない」と答えたママたち。502人、全体の3割超に。そこには3つの理由がみられました。

自分たちのペースを乱されたくない

『自分のペースで生活したいから』

「自分のペースを崩されるのはストレス」というような、訴える声も少なくありませんでした。自分の決めたルーティンで家事や育児をしたいママも多いでしょう。親といえども、自分と違う考えやルールの人と合わせながら生活するのは一苦労ですよね。

『期間限定で同居したら、リズムが違いすぎてストレスだった』

「自分の母・祖母との同居をしたことがあるが、生活習慣が違ってストレスが多すぎた」という経験談も寄せられました。筆者も長いこと3世代同居生活ですが、生活リズムの違いや食事の好みなど、それぞれに合わせるのは一苦労です。少しずつ折り合いをつけながらの毎日。苦労する気持ちがよくわかります。

親から干渉されたくない

『干渉されたくないから』

「行動が丸分かりでしんどい」「一緒に住むことで行動を把握されるのでは？」と不安を口にするママもいました。同居や近居だと、相手の一挙手一投足が気になることもありそうです。その煩わしさが懸念されるのでしょう。

子育ては自分たち夫婦の手で

『子育ては自分たちのやり方で自由にやりたい』

『どちらにも口出しされたくない。子どもは夫婦で協力しながら育てたいから』

生活スタイルだけでなく、実親や義親からは「子育てに関して口をだされたくないから」という理由のママもいました。

「義親のほうがいい」と答えたママは1割にも満たず

一方で「義親のほうがいい」を選択したママは88人。全体の1割にも満たない結果となりましたが、それなりの理由が聞かれます。

『実の両親よりも、頼りになるし安心できるから』

『義実家にとてもよくしてもらってるし、実家とは不仲だから』

「実親と合わない」という理由から義親を選ぶ人も少なくないようです。また「実親だとお互いに遠慮がない分、言い合いになってしまうから」という声もありました。実の親子だと距離感が近い分、つい言いすぎてしまうこともありますよね。多少ぶつかることがあっても、解消できるのが親子の良いところともいえますが……。

多くの人のなかで子育てをするメリットも

『子育ても介護もお互い支え合える近距離が、金銭面でも良いと思う』

『大人の手が多ければ多いほど、子育ては助かる』

先述のとおり3世代での生活が長い筆者。自身は祖母のいる家庭で育ち、祖母の他界後、今度は私の両親と息子の3世代の生活が始まって今に至ります。親以外に大人の手があることの頼もしさはもちろんですが、子どもの成長にとっても、祖父母が担ってくれる役割はとても大きいです。大勢の人のなかで子どもが育つ環境も悪くないのでは？　と実体験から感じています。

ほどよい距離感で付き合える関係が好まれる

同居または近居には“実親を選びたい”と考える人が6割近くいた今回のアンケート。その理由は「頼みやすいから」にありました。一方で少数派とはいえ「義親」を選んだ人たちからも「実親より頼みやすい」といった声が聞かれます。つまり、どちらを選ぶかは「遠慮なく頼みやすい、言いやすい関係」が決め手になるといえそうです。実親であるか義親であるかといった血のつながりではなく、より良好な関係性を築いている人と一緒に住みたいと考えるのでしょう。

また「どちらも希望しない」と答えたママが3割超いたように、親との同居や近居は遠慮したいと考える人もいます。その最大の理由は「適度な距離感」を保ちたい、ということにありました。

『どちらともつかず離れず、いい距離を保ちたい。自分たちのプライベートも確保したいから』

実親、義親のどちらと同居（近居）するにせよ、お互いに干渉しすぎない距離感は大切だといえそうです。

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文・編集部　イラスト・Ponko