兵庫県の斉藤元彦知事を巡る内部告発事件を受け、県議会百条委員会が実施した職員調査の中間報告に、斉藤知事がカニやカキなど複数の贈り物を受け取っていたとする新たな疑惑が含まれていることが明らかになった。
投稿の多くは、県北の但馬地方でカニをもらったことに関するもので、「斉藤知事が出張の際、手土産として用意したカニを同行職員が断ったにも関わらず、他の職員の分も含めて持ち帰ったと聞いた」といった内容が複数あった。中には「現場にいた人から聞いた。他人の分までカニを持って行くのはいけないことなのか」と知事の行動を疑問視する投稿もあった。
昨年の県北部への出張をめぐっては、知事の要請で旅費規定を超えて城崎温泉の高級旅館を手配し、知事が実際に宿泊したとの記録が残されている。
他にも、牡蠣養殖業者から牡蠣をもらった時は、全部独り占めして自宅に届けてもらったとか、スポーツメーカーとの打ち合わせで、メーカーが新しく開発した靴のラインについて「あの靴が欲しい。白い靴が欲しい」と言った記録を読んだとか、皮革工場を訪れた時は高級な革ジャンを頼んだが断られたとか、いろいろな情報が寄せられた。
知事の贈り物受領については「社交辞令の範囲を超えたのではないか」など厳しい意見が相次いだ。
faカレンダー2024年8月22日 5:00
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