イタリアの新聞「コリエレ・デラ・セラ」と「ラ・レプブリカ」が27日に報じた内部情報によると、ローマ法王は20日にイタリアの司教らと会談した際、男性同性愛を蔑称とするイタリア語を使用し、一部の神学校で同性愛が見られると述べた。
このコメントは、司教たちが神学校入学資格の変更を提案したことに対する反応として出された。
バチカンは2005年、積極的に同性愛者であるか「根深い」同性愛傾向を持つ人は司祭に任命されないという判決を下した。法王は2016年にこの判決を支持し、2018年には司祭候補者として同性愛者を受け入れないよう指示した。
一方、法王は、同性愛者を裁く権利が自分にあるのか疑問を呈したり、司祭が同性カップルを祝福する可能性を認めたりするなど、性的少数者への理解を示してきた。
「アルゼンチンの法王にとってイタリア語は外国語であり、法王は自分の言葉遣いが不快だとは気づいていなかったのかもしれない」とコリエレ・デラ・セラ紙は伝え、法王の発言に司教たちが信じられないといった様子で笑ったと報じた。
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