・11月6日、経団連の十倉雅和会長は、定例会見で、当初のほぼ2倍となる最大2350億円に膨らんだ大阪・関西万博の会場建設費について「やむをえない」と強調した。
・建設費が約350億円かかる世界最大級の木造建築物「リング」(大屋根)について、十倉会長は世界分断の危機の時代に「連携」を示す象徴的意味があるとして、「ぜひやりたい」と意欲を示した。
「僕は必要だと思う。リングは建設が始まっていると思う。2021年に(万博)協会会長を引き受けたんで、過去にどういう議論があったか詳しく存じ上げているわけではないが」
大阪万博では、当初、シンボル的な建物を設ける予定はなかった。だが、会場デザインを務める建築家の要求で、2020年12月に「リング」が加わり、350億円をつぎ込むことになった。
「リング」は6月末から建設が始まっており、2025年2月ごろの完成を目指している。万博閉幕後には解体し、木材を民間に売却する方針だ。
fa-calendar11/7(火) 15:11
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