・前回の東京オリンピックの開会式は、日本がいかに堕落しているかを思い知らされる、私にとってとても辛く悲しい式でした。日本人の内輪の付き合いにしかなれないお笑い芸人、まるで高校の文化祭のような世界には全く手の届かないパフォーマンス、外国の技術(米国インテル)によるドローンパフォーマンス、そしておまけに天皇陛下を偲んで国民全員が歌うべき国歌がまるで魂の歌のように歌われました。私にとっては、日本が要するに「子供」というより「幼児」のような二流、三流の国であることを世界に認識させるには十分でした。
一方、セリーヌ・ディオンが歌った瞬間は、フランスの威信と、フランスが成熟した「大人の」国であることを明確に示した。
あの歌だけが素晴らしくて、あとは最悪だったという人もいるが(私はそうは思わない)、たとえそうだとしても、開会式の終わりには、フランスと日本の国力の差がいかに大きくなったかを、まさに「あの瞬間」によって、誰の目にも明らかになったと私は強く思う。
私は日本人であることに本当に恥ずかしさと悲しみを感じます。
一人でも二人でも、この「屈辱」を心に留め、行動を起こす日本人が現れることを、私は心から願っています。たとえ、そんな日本人が他にいなくても、私一人、この機会に、日本が誇れる国となるよう、全力を尽くしたいと思います。そして、一人でも二人でも、同じ気持ちの日本人が現れることを、改めて祈りたいと思います。
faカレンダー2024.07.30
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