・若き新女王の品格が波紋を呼んでいる。
・現地8月27日、ハンガリー・ブダペストで開催されていた世界陸上が9日間の激闘を終え、幕を閉じた。
・そのなかのひとりが米国の23歳、シャカリ・リチャードソンだ。全米女王として臨んだ今大会、彼女は20日の100メートル予選から登場すると、前評判通り決勝まで駒を進めた。
・ぶっちぎりの速さでトップフィニッシュ。大会新記録(10秒65)で初の金メダルを掴んだ。
・さらに世界女王は、4×100メートルリレーでも異次元のスピードを見せる。米国のアンカーを担ったリチャードソンはトップでバトンを受け取ると、猛追するジャマイカを振り切り1位。母国に2大会連続の金メダルをもたらした。
・ところが、インタビューゾーンでの彼女の立ち振る舞いが、小さくない物議を醸しているようだ。レース後、同エリアに現れた彼女は「No, thank you!(結構です)」と連呼しながら一部メディアをスルー。そして、自国のインタビュアーの前には立ち止まり、質問に答えていたのだ。
現地からは、リチャードソンの不公平な対応に不満の声が上がった。ジャーナリストのダナ・アバクロンビー氏は「シャカリは過去から学び、黒人記者以外にはインタビューに応じないようだ」とSNS上で苦言を呈した。他にも、ニュースメディア『teawithtia』は「白人は無視して通り過ぎるのに、黒人には100メートル後もインタビューを受けている」と吐き捨て、「また”No”だ。最近の彼女の白人差別は、どうしたんだ? ひどすぎる!」とお手上げの様子だった。
fa-calendar8/28(月) 6:01
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